【曲先(きょくせん)】と【夢、時々…】と【月照らす道】歌詞も | マンガ好きミュージシャンhiro’

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「曲先」という言葉を聞いたことありますかね?
音楽やってる人だったら知ってると思うんですが、「歌詞より先にメロディを創る」という創作スタイルです。
当然、歌詞を先に創って、後から曲をつける、「詞先」の人もいるわけですが、僕は「曲先」なんです。


今回も動画の紹介なわけですが、替え歌になっています。
替え歌といっても、ユーモアの要素は一切ないです。
「夢、時々…」という曲を聞いたときに、僕は原曲の歌詞の世界ではなく、違う世界が浮かんできたので、それを歌詞にしてみたのです。
つまり、曲先の僕は、すでに出来ているメロディ(世界観)に対して、それに合う言葉を探していく作業を普段からやっているのですが、それを今回もやってみた感じです。

※アナザーや替え歌に対しての考え方は以前のブログで書いたので、お時間ありましたら読んでみてください。


ちなみに、原曲も、作曲者と作詞者が別々です(作曲:まらしぃさん、作詞:minatoさん)。
これは言葉で説明出来ないのですが、メロディに対しての歌詞のハマり方とかから、別々の人が創ってるというのを感じます。



原曲は、本当に本当に良いです。
ピアノの旋律が切なくも美しく想像力を喚起します。
メロディラインもシンプルで自然な流れなんですが、飽きさせません。

原曲の歌詞は、恋愛ものです。
わかりやすく共感を得やすいし、「三度目の夢」という言葉を先に出してから、後半に「最初の夢」「二度目の夢」を出すところなど、上手いです。
そして、移調後のサビの歌詞は、僕の替え歌のほうに当てはめてもバッチリですw
当然といえば当然ですが、僕が曲を聞いて感じた世界と似てるんだなぁと思いました。

「いやいや、あなたは原曲の歌詞を聞いてから替え歌つくってるから似てるんじゃないの?」
という疑問に関していうと、ほぼ原曲の歌詞の影響はないです。
替え歌を創ろうと思った時から、「音」として捉えてましたし、仮に歌詞のないメロディだけの状態の曲を聞いて創っても、今回の歌詞になったはずです。


さて、今回の替え歌「月照らす道」についてです。

まず、テーマが重いですw
これは、こういうテーマで書きたかったわけじゃなくて、曲を聞いて僕の中で浮かんだものが、これだった、という感じです。

題名についてなんですが、「夢、時々…」というのが作曲者から提示されていて、その上で作詞者が歌詞を書いたとかなら、そのままでもいいと思ったんですが、そうではなさそうです。
作詞者が創った素晴らしい題名を勝手に使うのもよくないと思ったので(世界観も違いますし)、新たに題名を考えました。
月自体が好きというのもありますしw、「月」というのは女性(母)を表していて、「道」というのは人生を表していていたりもします。

歌詞の手法としては、普段はAメロならAメロだけで文章が終わるようにすることが多いんですが、今回はあえて次につながる感じにしました。
まぁ、興味の持続によいとも言えるし、わかりにくいとも言えるし、一長一短ですが、そんなことを一番の歌詞でやってます。

あとは、歌詞を書く者だったら当たり前ですけど、先に出ている歌詞を後半でも出して、リンクさせるということをやっています。
同じ言葉でも、そこまでの歌詞(ストーリー)の展開によって、言葉の持つ手触り感が変わるのが気持ちよいです。


内容は、聞き手の感性でどう捉えてくれてもいいんですが、一応書いておきます。
産みの母と育ての母の違う主人公の話です。

僕自身、家族関係が希薄な環境で育ってきたので、どちらかというと「共に過ごした時間」が絆みたいなものをつくるのかなと思うんです。
でも、最近、「血のつながり」というのも、遺伝子レベルで絆を感じるように出来ている気がします。つまり抗えない存在ということです。
そういった自分自身の疑問、そして、他人を思いやる(愛する)ということも自分なりに詰め込んだ内容です。

感想をいただけると嬉しいです。


・ちょっと気になっているとこ
「泣き崩れさせた」って日本語的におかしい気がするんですが、前後関係や、言葉のハマリ具合から、これしかなかったんです。
もっと精進します。


では、お聴きください♪僕が歌っています。

上記の動画のYouTube ver.へのリンクです
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がくぽver.も創りました♪

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(月照らす道 の 歌詞)

幼い日の風景 思い出す
忘れたふりしていたのは何故なんだろう?
無邪気ゆえの残酷
意識せず傷つけていた

あの人と会った最後の日は
沈む夕日 水面に揺れ
風は季節の変わり目を告げてた

そして僕はあの人の優しさや温もりに
戸惑って跳ねのけて
心にない言葉を口に出して
泣き崩れさせた


人と人を繋ぐのは何だろう?
過ごした時間(とき) それとも流れる血なのだろうか?
例え愛せなかったとしても
今ならきっとあの人を受け入れられるのに

そして二度と会わないまま
僕は今日まで生きてる
あなたが与えてくれた この命

会いたくて伝えたくて 抱きしめて 嘘だよと
そして僕をあなたが誇れるように
今日も生きていく


皆 一緒に笑いあえる それは叶わぬ願いだけど
皆 それぞれ笑っていて それぞれのその居場所で


優しさも温もりも 何よりも愛情が
言葉じゃなく心でちゃんとわかる
もう忘れない

あの時と同じように 寒くなる この季節
寂しくても
あなたが心の中いるから大丈夫