炎天下で峠へ行くのはやめましょう | サイタマ無頼

サイタマ無頼

【中年サラリーマンの週末自転車モノローグ】


サイタマ無頼


この時点ですでに軽い頭痛を覚えていた。


朝7時半スタートでは遅いことは分かっていた。

が、意外に涼やかな朝の空気につられてつい足を延ばしてしまった。


自宅から白石峠の入口までは距離にして40km強。

道すがら上空の雲はきれいに掃われ、気温が急上昇したようだ。

脚力を温存しノンビリたどり着いたつもりだったが、峠道に差し掛かる前にじつはもうあらかた息があがっていた。







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道々、後悔はたっぷり1時間続いた。


今回はやむなく途中の水場で1回、涼しそうな木陰で1回、計2回の長い休憩をとった。

ギアを軽くしても重くしても、ペダルを踏み込むたび太腿とふくらはぎが小刻みに痙攣し出したのだ。

おまけに意識は朦朧、身体は砂が詰まったように重く、意志はぐだぐだに中折れ。

とにかく、総合的に調子が悪い。


間違いない。

すっかり熱波にヤラれてしまった。







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本来であれば、刈場坂側から入る奥武蔵グリーンラインは下り基調で快適なクルージングが約束された`ご褒美’のはず。


・・しかし、今日は様子が違った。

繰り返される僅かなアップダウンの上りで、途端に脚の動きが鈍くなる。


ただひたすら凌ぐだけ、まるで修行か苦行の有り様だ。

これでは、せっかくのヒルクライムもトレーニングにならない。

単に無理やり身体を苛めただけに過ぎない。


そう、まるっきり楽しくない。(苦笑)




**




苦痛のダメ押しは顔振峠から鎌北湖へ下りてからの帰途、灼熱の市街地走行だった。


まるでヒーターの熱風を全身に浴びながら走るような感覚。

20分ごとにコンビニへ駆け込んではガリガリ君のお世話になる始末。

挙句、耳鳴りが始まるに至っては「熱・中・症」の三文字が脳裏をよぎり、怖気づいて肌が粟立った次第。


結局、ボトルの水を牛飲しつつメロメロの状態で昼下がりに無事帰着。走行距離112km。


ちなみに、顔振峠の眺望や鎌北湖の写真がないのはカメラが故障してしまったからだ。

どうやら猛暑の高温に耐え切れなかったらしい。




まあ、炎天下で峠へ行くのは控えましょう。

・・・ほとんど収穫ないです。多分。(笑)




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