一昨日になりましたが

ジャーナリストの伊藤詩織さんが性的暴力を受けて

相手方を民事で訴えた裁判の判決が下り勝訴しました。

 

その少し前から(この事件の裁判があることは知らなかったですが)

性暴力に関してとても気になり、そのことをテーマにして

一斉遠隔を行ったのが、先週の金曜日でした。

 

このことから、物事はこうしてシンクロして

同時進行的に起こっている、と感じました。

 

これはどういうことかというと

女性が性暴力を受けて、訴えたくても(怖さなどがあり)なかなか難しい

訴えても事件にしてもらえない

女性の方が悪いとなってしまう

裁判しても相手が無罪になる

ということがあり

 

こうした状況が変化する時期が来た

その為に色々なところで活動が行われていて

それの効果がこうして表れてきている

ということかと思いました。

 

たまたまそこにシンクロできた、と思うと

なんだかうれしいです。

参加してくださったみなさんのおかげです。

 

それで、今回どういうことが分かったか

そしてどんなところがシンクロしているのか、というと

 

色々あるのですが

性暴力をする男性は、悪いことをしているという意識がない

ということです。

むしろ、相手が喜んでいる、してもらうのを待っている

くらいに思っています。

 

(私は痴漢に遭っただけですが

それでもかなり気持ち悪かったですし

間違ってもそれを待ってなんかいなかったし

嫌悪感しかないです。)

 

ネットを見ていて偶然見つけたのは

性暴力の中でも痴漢に関してですが

それをする人って、仕事のストレスを手軽に解消する

という目的でしているということなんです。

そして、何を根拠にそう思っているのかわかりませんが

女性が誘っているから、と本気で思っているようなんです。

 

びっくりしましたが、そのくらいだからできるんでしょうね。

そういえば、(私も先日ブログに書いた記憶がありますが)

妄想を抱くんですね。

女性の方が誘っている

乱暴をしても喜んでいる

みたいな。びっくり

 

昨日はこの問題に関して

外国の記者との記者会見でしたが

この問題は海外にも広く報道されているんですよね。

日本はこのことに関してとても遅れていると思われています。

男尊女卑がひどいと。

 

お一人ドイツ人の40代後半くらいの男性記者が

こんな風なことを行っていて、すごくうれしかったというか

すごいなって思ったのは

 

日本の女性は男性の言うなりになって我慢しなくてもいい

といいような意味の言葉でした。

その表情とか声とか優しく強くてステキだった。

感動しました。

 

でもまぁ、当たり前のことを言っているんですよね。

 

ネットでは、この事件が初めに世の中に知られた時

ひどい中傷を受けたんですよね。

被害者の伊藤さんは。

 

なんていうか、そういうことを言う男性って

過去に自分が同じことをやったか

それに近いことをしたか

それをしたいと思っているか

まったく全然悪いことと思っていない

むしろ、女性がそうさせるように煽っていると

ひどい妄想を持っている、と言えると思います。

 

イギリス、ドイツ、アメリカ、そして中国までも

日本の性暴力に関して厳しく批判的な記事を書いています。

恥ずかしいですよね。

 

女性を貶めることは、男性自身の魂を貶めることになり

自らの未来も暗いものにしてしまいます。

 

男性性と女性性が分離していると、こんなことになります。

分離しているからこそ、相手の痛みに気づけないのです。

自分の欲望のみに忠実になるからできること。

 

男性にも女性性があります。

気づかないだけで。

女性に性暴力をするものは

自分の女性性を傷つけているのです。

それに気づくのはもしかしたら、生きている内にはできないかもしれません。