前置き・・・女性や紳士的な方は、引いてしまうと思われます。
昨日に引き続き(初めてのテレビ電話、レスキュン )、新年会の話。
ジャイアニー、あだ名の通り、ジャイアンを実写化したような奴だが、
歌は下手でなく、不器用でもない、TPOもしっかりわきまえてる、仲間の中では一番の出世頭で高給取り、綺麗な奥さんもいる立派な社会人である。
って、ここまで聞くとジャイアンでもなんでもないが、子分と決めた奴には、とことん扱き使う。
ただ、子分とされた奴は自然と言いつけを聞くようにさせる不思議な力も備えてる(ジャイアンであるがゆえ)。
飲み会もジャイアニーが来るか来ないかで、日程をずらすくらいの影響力がある。
話題の提供力、多彩な経験値は、仲間では群を抜いている。
ところが、同級生の飲み会では、『普段、社会人としての会話をどう交わしてるのか』謎が深まるヤリトリをこなす。
よく集まる仲間の女友達は割と綺麗な人が集まるが、もれなく、程の低いキャバクラ嬢にでも、したて上げるかのようなノリにさせてくる。
女性が外に出るのに、めかし込むのは当然だが、それを見つければ、「化粧のノリ悪りんだよ、こんなとこで何無駄な努力してんだよ、バカじゃねぇの」
と何の悪気もなく、しかも、何故か言われる側も、ちっとも引くことなく付いてくる。
飲みの席でも引くようなことを平気で言ってのける(ただ笑っちゃうけど)。
根も葉もないことを、次から次へと並びたて、その中でもちょっと見劣りする女友達が、軽く話の腰を折れば、
「黙っとけよ、ブス」とか、
見た事もない体を捕まえて、「お前乳首黒過ぎんだよ」や、
飲んだ事もないオッパイつかまえて「お前のは血生臭せぇんだよ」と、
女性陣が手を上げれば「脇隠せ脇、もう、うっすら黒いんだよ」など(もちろん長袖着用時に)、
言いたい放題(実際もっとヒドイけど・・・)、非常識なツッコミも、何故かご愛嬌。
『なんなんだここまで言って許される人望は』と俺の常識回路を、完全にぶっ壊してくれる。
いつも言いたいだけ言いっぱなしで、しかもジャイアンであるがゆえ、声もデカイ、恥ずかしい思いをするのは、残されたこっちの役目だったりする。
酔いも回れば、余計コケにされる側も相当のテンションで笑い、言われて引く女友達は1人もいないとなるとこっちも容赦なく笑うことが出来る(ちょっとした相乗効果)。
歳も歳だから女性も、この抵抗力があれば、ちょっとやそっとの飲みの席を軽くこなしてんだろうな、と飲む度に、見ずして確認できてる気がする。
それもすべて、ジャイアニーの抵抗力をつけるという教育だったりする、本人は、そんな気ちっともないだろうけど・・・。
ただ、その時、俺は夜中にスノボにでなくてはイケナカッタので、酒の飲めないシラフの状態での参加では、一緒になって笑うことも出来たが、他の席の客(特に男)が呆れ笑いをしたり、一緒にいる女性のために、必死にこらえてるのを確認してしまった。
その後の強引なスノボを敢行するより、そこで思いっきり笑っとけば良かったとも後悔したりもする。