笑われる詐欺師。 | 笑って働くことのススメ

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一昨日、ある出版社から取材をしたいと依頼が入った。







なにやらムードメイクについて興味があるとのこと。







んで、元プロ野球選手の○○さんと対談をして
もらって、その内容を雑誌に掲載したいと。







おぉ、やっと世間もムードメイクの素晴らしさに
気付いてきたか。などと思いつつ






取材をOKした。







日程まで調整して、最後に言われたのが↓







「掲載料としてみなさまより8万円頂いているのですが
よろしいでしょうか。」






よろしくないです。







完全によろしくない。







ピピー!アウトー!








チェンジではなく、試合終了だ。








しかもそんなん没収試合だ。







なにを今更くそ眠たい話をしているのだ。







寝ぼけるなら寝てからにしてくれ。







こちとら、ユニークだけを売りにしていると
いっても過言ではないビジネスモデルだ。







一瞬にしてお湯が沸騰したのはいうまでもない。






しかしだ。そんなことでいちいち怒っていては
埒が開かない。







なんせ、俺の愛読書は怒らないこと なのだから(笑)




川口有ブログ       |ラフターヨガ(笑いヨガ)笑って働くことのススメ 







いっつもイライラしていた俺に

とある社長が貸してくれたのがこの本だ。





んで、感動して、そのあと購入し、何度も読んだ。





殺される寸前でも怒ってはいけないと。





極論。





でもすげーなと思った。






しかーし、本当にすげーのはその社長。




26歳の時に180億の負債を抱えている。





一時期は相当荒れたらしい。





酔っ払って、ヤクザの車を蹴っ飛ばし、

事務所に連れて行かれたこともあったらしい。



それぐらい、荒れていた。



そんな社長に「これ読め」といって渡された本が




「怒らないこと」




そりゃ、




もう怒れませんぜ、兄貴。





となる。






わき道にそれたが






その編集者には「俺への出演料が払えるならいぃよ」と言って





笑いながら丁重にお断りした。






一昔なら、電話越しで大喧嘩である。






いやはや、人は変われるのです(笑)





その日の午後、打ち合わせ終わりに、スタバでコーヒー飲みながら
「カクカクシカジカでこんなことが午前中にあったんですよー」と



関西出身の社長にすると、なんでもそれは新手の詐欺なのだという。



社長はこんなことを言っていた。





よくウチにも電話かかってきて「掲載料30万です」とかぬかしとるで。



いつも「お断りじゃー」って電話切ったるけどな。




と。




さすが、関西人で元暴走族。




お強い。





そんなんで思い出したが、

実際、オレオレ詐欺の被害率が一番低いのが大阪ってこと。




オレオレ詐欺自体がもうあんまりないから、古いデータだが
警察庁によると、2004年1~10月の「オレオレ詐欺」の
被害は全国で7726件、総額は約150億円に上る。




しかし、大阪府では77件、1億6700万円。
全国のわずか1%に過ぎないだってさ





すごくない?





【基本のケース】


詐欺師:「もしもし、オレオレ」


大阪のおばはん:「オレオレいう、息子はおまへん」


詐欺師:「オレやて!分からんか」


大阪のおばはん:「ジローか?」


詐欺師:「そう、ジローや」


大阪のおばはん:「ジローはペットの犬の名前や。ぎょうさんしゃべれるようになったなー」


詐欺師:「・・・」


大阪のおばはん:「いつ言葉覚えたんやー?」


詐欺師:「・・・」


大阪のおばはん:「探偵ナイトスクープにでも応募したろか?」




チーン。




終了。






【交通事故のケース】


詐欺師:「俺やけど、事故ってしもーた。被害者に慰謝料振り込んでもらえへんやろか?」


大阪のおばはん:「あほか。そんなん、自分でなんとかしーやー」


終了。




【ヤクザ絡みのケース】


詐欺師:「お宅の息子さん、無事に帰してほしかったら、。。。」


※相手の言葉をさえぎり、食い気味に

大阪のおばはん:「煮るなり、焼くなり、好きすればええがな」



終了。





【問答無用で通じないケース】


詐欺師:「俺や」


大阪のおばはん:「誰や」



終了。





おもしろすぎんぞ、大阪のおばはん☆









でもね、そんな関西人でも弱点があるわけよ。




それが





儲け話の詐欺。




詐欺師:「カクカクシカジカでこれに投資したらガッポリもうかりまっせー」


大阪のおばはん:「そうでっかー、ほな一口。」


終了。



これで、やられてしまうらしい。



ケチだからお金が出る話しにはは厳しいが、

商売人気質だから儲け話にはめっぽう弱い。



大阪らしいねw





しっかし、そんな新手の詐欺が横行しているのか、この世の中は。




くわばらくわばら





などと至らぬ呪文を唱えていたら、あらシンクロニシティー。




その日(一昨日)の産経新聞のくだらない(失礼)くだるコラムに世界を

舞台にした詐欺に記事が載っていた。


こちら

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100510/trd1005100323001-n1.htm