はい、marioです!
以前にも、演奏家がステージに上がる前にすべきこと!
というテーマでは書いているんですが、
前回は、技術的なこと、音楽的な準備についてでしたが、
本日はもっと裏方的な準備についてお話したいと思います。
演奏をしたい、ライブをしたい!そうは思っていても、
では、どのライブハウスに出れば良いのか、予算はどれくらいなのか、
どんな準備が必要なのか、どれくらいの経費がかかるのか、
意外とそういうところに考えが及んでいない人って多いんですよね。
まず、ステージに立つには、
1、演奏する曲目が必要ですよね。
当然といえば当然ですが、
どんな編成で臨むのか、というのが意外とポイントで、
例えば、ヴォーカル単体で、ライブをしたい!となった時、
バックの演奏はどうしますか?という話になってくるわけです。
まず、一人で楽曲が作れるのか、
作れないのなら、誰かに依頼するのか、
あるいは、カバーやコピーを歌うのか(収益化する場合は、著作権使用料の問題がありますが)。
弾き語りで臨むのか、バックにカラオケのように演奏を流すのか、
演奏を流すとすれば、その演奏は誰に頼むのか、
あるいは、
演奏ごとバックバンド(人材マッチングサービスのようなもの)に依頼し、生演奏で臨むのか。
これだけでも、とても準備すべきこと、考えるべきことがたくさんありますよね。
あなたが、ライブをするためにやるべきこと、
曲作りなのか、それとも演奏してくれる人を探すのか、依頼するのか、
またもう一つ、
オリジナルにしろ、カバーやコピーにしろ、
自分をどうやって売っていくのか、どういったカラーでステージに立つのか、
もっと言うと、どういったお客さん、リスナーををターゲットとするのか、
そういったことを考えた時、楽曲のチョイスは非常に重要になるでしょう。
自分の良さとはどういったところなのか、
自分で自身のチャームポイント、アピールポイントを認識していないといけないのです。
アーティストを語っているのに、自分自身のどこが売りなのかを認識していないなど、
もってのほか!と思うかもしれないでしょうけれど、
意外と、あなたの良さってなんですか?っと質問されて、
パン!と即答できる人って少ないんですよね。
2、ライブハウス、会場やイベントの選択、
ライブに出演する、コンサートに出るというのは、
タダというわけにはいきませんよね。(タダなものも稀にありますが)
そこには、あなたの明確な目的!がなければなりません。
例えば、もうすでに特定のお客さんが付いている、
そのお客さんとさらに交流を深め、あたらしいCDやDVDなどを販売したい!
と言った場合、
ソロか、もしくはツーマンかスリーマンなど、リサイタル形式のほうが良いでしょう。
つまり、イベントそのものを自分で企画するということです。
どこか、自分の予算に見合った会場を探して、そこに自分のファンを集めて、
ライブをすれば良いのです。
これは、新規のお客さんを獲得するという目的ではありません。
(もちろん、集客する上でご新規のお客さんが付く可能性はありますが)
一方、これから売り出したい!新規獲得を目指したい!
と言った時、
これは、イベント形式のものに、参加していくのが基本です。
多少、赤字覚悟というか、すぐに収益にならなくても、広報の一環、先行投資と捉え、
比較的安価で、出演できるイベント、オーディションなどに売り込んでいく、
といった方法になります。
ロック、ポップスアーティストは、アコースティックver.を持っていると、
より出演する幅が広がりますね。
また、より不特定多数の人の目に留まるように!
ということであれば、
スタジオライブ、つまりキャパシティを設けない無観客ライブを行い、
それを撮影、録音し、流していくというのも有効です。
生演奏の場合、かなりの演奏技術の高さが要求されますし、
演奏規模によってはスタッフも必要でしょう。
しかし、リアルネットではなかなか地域が限定されてしまうので、
仮にホームページ等を見て、良いな!と思っても、
例えば、大阪からわざわざ東京に出向いてくる!というのは、大変なことです。
そういう意味で、インターネット上は地域が限定されませんから、
そこをライブ会場化してしまえば、極端にいえば、世界中で観ることができるわけですから、
非常に広報活動としては有効です。
ネットを使ったライブ活動というのも、大事になってきます。
コストを節約したい場合は、
CD音源に合わせて、映像だけを撮る(MV式)という方法が良いと思います!
3、ライブに出るために必要な経費。
ライブやコンサートは、身一つで行けば良いということではありませんよね。
もちろん、演奏するための楽器、機材はもちろんですが、
フライヤー(チラシ)ですね、これは必須でしょう。
単純に受付で封入という形ですと、あまり効果は期待できませんが、
直接、お客さんに渡していくという方法が良いと思います。
そして、フライヤーを刷るのもコストがバカにならないですが、
フライヤーを刷る前に、フライヤーに使う画像が必要ですよね。
つまり、あなたのアーティスト写真です。
アーティスト写真は、自分が押し出したいイメージ、その理想に近ければ近いほど良いです。
できるだけ、安価に撮影できればベストですが、
プロフィール写真程度のものであれば、自撮りという手もありますね。
そして、衣装ですね。
これも、自分をどうやって売っていくのか!誰に売っていくのか!
そこを最大限に意識する必要があります。
あなたのイメージになりますからね。
あなたはどんな人から好かれるのでしょう!今一度考えてみてください。
そして、フライヤーに載せるのは写真だけではありません。
そこには、必ずホームページか、
それに代わる、あなたの活動の基盤となるネット上のページのURLが必要です。
というのも、お客さんとコンタクトを取れなければならないですし、
あなたの情報が、お客さんに伝わる場所がなければならないからです。
Lineとかfacebook等の手もありますけれどね。
また、メルマガなど、そういった仕組みを使うのもアリだとは思います。
今は、無料でもかなりのクオリティで作れますし、
ホームページという形にこだわらなくても、
ブログなどを、簡易ホームページ化するのも良いと思います。
重要なのは、カッコイイホームページを作ったからといって、
それだけで、お客さんが増えるわけではない!ということです。
広報活動はまた別に、行っていかなければなりません。
ですが、その基盤となる部分で、ホームページは必要でしょう。
そして、物販。
物販席を、必ずしもライブ会場で設ける必要はないですが、
物販自体は必要でしょう、CDとかグッズなど。
私は、アフターパーティのようなもの(ファンサービスの時間)を設けると、
良いのではないかと思います。
単純にライブの打ち上げ!といって、内輪で盛り上がるのも悪くは無いですが、
そこも、お金が落ちる場所として考えるならば、
ファンミーティングのようなスタイルで、記念撮影をしてみたり、サインを書いてみたり、
そこでグッズを販売したり、色々な告知をするのはアリでしょう。
ステージ上ではなく、実際におしゃべりしたりできるので、
お客さん側も、親近感がわきますし、ライブ込のイベントトータルで楽しませる!
という姿勢が、大事だと思います!
またバンドや複数人のユニットの場合、
ステージ上では、一般的にメインのヴォーカルにスポットが当たることが多いですが、
ファンサービスは、ベースの人が一番良かった!ベースの人のファンになっちゃった!
なんてことも、十分あり得ます。
そういう意味で、ステージとは、また違ったアピールができるのではないか?と思います。
これだけ見ても、たくさんやることってありますよね。
どれから手をつけたら良いのやら?というくらい。
考えているだけでは、何も始まりませんから、まずどれか出来ることから始めましょう
大事なのは、全部自分ではなかなかできませんから、
頼むところは、頼れる人を見つけて、頼んでしまう!ということも、
時には大切です。
こういうものって、スピードも大事なんですよ。
告知したは良いものの、なかなか活動が進んでいかないと、
お客さんもそんなに待っていられませんから、
今やるべきことと、今やらなくても良いことは後回し、やらなくても良いことはやらない!
自分でできることは自分でやる、出来ないことは誰かに頼む!そういった割り切り。
当たり前のことですが、このような明確な優先順位を設けるのも大切なことです。
あなたにしっかりとした目的、目標があれば、この優先順位で迷うことはないはずです。
しっかりと、目標を持って、期日を決めて、
頑張ってみてください!!
少しでも参考にしていただけたら、幸いです!
それでは次回の更新もお楽しみに!