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モンスター・ラボ 社長ブログ

音楽配信サービス、インターネット有線放送、Webサービス・アプリ開発等を行っています。アジアを中心とした海外へも積極展開します。

今回は内輪というか社内人事的な話ですが、
9月1日付けで、当社の2名(副島、張)が執行役員に就任しました。
副島は「サービス開発事業」の統括を、張は「中国関連事業」の統括と成都の現地法人代表を担っていきます。

なぜ執行役員を設けることにしたか?ですが、これは下記2つの目的があります。
1. 事業別組織への移行
2. 権限委譲

1. 事業別組織への移行について、モンスター・ラボには、上記の2事業に加えて創業事業である「音楽サービス事業」があるのですが、これまでは事業という単位ではなく人材(職種)ベースで組織を分けていました。即ち、営業・マーケティングを行う組織と、開発を行うエンジニア主体の組織です。
ですが、事業という単位、またその下位のサービスやプロジェクトという単位で、より収支意識を高めて目標を達成していく為に、事業単位の組織に変更することにしました。
デメリットは管理コストがあがるということですが、社員数や事業規模が増して来たこともあり、そろそろ必要なタイミングだろうという判断をしました。

2. 権限委譲については1と強く関連するのですが、これまではプロジェクトのマネージャーは存在していたものの、事業全体の収支については自分がほぼ全てを管理している状況でした。しかしそれでは自分のキャパを超えた事業は作れないし、何より既存事業を回すことに時間・労力が割かれて、将来の会社を担う新規サービスに時間が割けなくなります。
よって多少の怖さはあるものの、各事業ごとに収支を担う責任者を立てて自分は全体を見渡しながらも会社全体の戦略や新しいサービス・事業への取り組みにより多くの時間を割けるようにしました。
例えば、音楽サービス事業は基本的に取締役である鈴木が統括していますが、これからリリースするコンシューマ向けネットラジオサービスについては僕が主導しています。

1,2の実現の為に必要なこととして、「KPIの定義とPDCAサイクルの確立」に取り組んでるのですが、この点についてはまた次回以降で取り上げることにします。

ただし、いくら組織を変えようが、KPIを定義しようが、それを動かすのは人材であることに変わりはありません。そしてこのような判断ができたのは、各事業を任せられる素晴らしい人材がいたからにほかなりません。
副島と張は、それぞれ自分で会社を起こし組織を育ててきた経営経験者です。経営者にとって、コミットメントが強く同じ目線で事業・組織を見てくれる人材がいるのは非常に心強いです。また、2人は経営者であったということに関係なく、人の意見に耳を傾け周りと調和していけるという意味でも非常に優れた人材だと思っています。

新体制になったモンスター・ラボを楽しみにしていてください!
ジョージクルーニー主演の映画「マイレージ・マイライフ」を見ました。
主人公は、独身で身軽な生活をしながら、仕事は企業からリストラを宣告する為に雇われ世界を飛び回るプロフェッショナル。
僕はまだ独身ですが、たまーに自分の人生を考えこんな感じの映画を見てます。笑
他の映画で言えば、家族を大切にして生きて来た男と結婚をせず仕事に没頭してきた男を描いた「最高の人生の見つけ方」など。

マイレージマイライフのメインテーマは、人生において大切なものは何かということですが、それがバックパックに何を詰め込んでいるのか、詰め込みすぎて重くなってないかといった問いかけとして何度も突きつけられ、ジョージクルーニー演じる主人公が恋人や家族への接し方で悩んでるシーンによっても考えさせられます。

でもこの映画のもう1つの見応えは、リストラ宣告という仕事を世界中に出張してface-to-faceで実施していたのを効率化の為にオンラインで実施するという点です。主人公は、自分がマイルを貯めたいという生き甲斐もあってそれに抵抗を示すのですが、やはり効率化の為にオンライン通達に変わっていきます。

リストラ宣告というのは極端な例ですが、僕もできるだけ、あまり良く無い話をしなければいけない時や、意見がぶつかる可能性のある場合などは、社員であっても取引先であっても、できるだけ直接顔を見て話をするようにしています。
また社員にも、取引先に対するコミュニケーションをメールで済まさず対面または電話で話をするようにと指摘することも多いです。いくら理屈が通ってたとしても受け止めるのは感情を持った人なので、そこの温度感はとても大切だと思ってます。

ただ逆に言えば、そういう内容でなければ思い切ってオンラインに切り替えていくというのも、グローバル化を進め、かつ効率的に経営していくには必要不可欠なことでもあります。
コミュニケーション手段が増えた分、それをうまく使いこなしながらも温度感のある接し方をしたいなと映画をみて思いました。

そんなわけで映画はまあまあ楽しめましたが、僕的にはジョージクルーニーはこういう役よりもオーシャンズ11のような役の方がやっぱりはまるなと思いました。
昨年から、クリエイターの為の専門学校、HAL MODE学園の学生がインターンに来てくれています。
当校ではインターンシップがカリキュラムに組み込まれている為、学校側が企業とタイアップする形で受け入れ先を斡旋する仕組みになってます。

そして先週末、昨年名古屋から来てくれた5人の学生(音楽学科、ゲーム学科)含む全校生徒が作品を展示する年に一度のイベント「HAL MODE FESTIVAL」に招待していただき、参加してきました。

正直、学園祭のノリぐらいのつもりだろうと思って参加したのですが、凝った高度なゲームやWebサービス等が展示してあり、ファッションショーはプロ顔負けのレベルの高さでユニークな発想が盛り沢山あり大いに楽しめました。また、作品にはMicrosoft等の協賛企業からの賞やゲストの藤井フミヤさんの賞などもあってかなりの盛り上がりでした。

HAL のような専門学校では、就職先で即戦力としてある程度は使えるスキルを身に付けられるプログラムが用意されています。一方で、日本の大学はまだまだ実践を意識していないケースが多く、例えば音大を出ても歌手や演奏家としての仕事に就ける人は非常に少なく、多数の学生が音楽以外の分野に就職してしまいます。

そう考えると、将来を考えてより専門性の高いスキル・知識を身につけようと大学よりも専門学校を選ぶという人が今後増えてきてもおかしくない気がします。ただ、現実にはインターン生の皆も就職活動は苦労しているようなので、単純に就職のし易さという意味ではどちらがいいのか分かりませんが。

いずれにしても、日本のゲーム、アニメ、音楽、アートなどのクリエイティビティは世界へ向けて日本が誇れる1つの分野だと思うので、将来を担う若いクリエイターには是非頑張って欲しいし、尖って欲しいなと思います。


普段、テレビはスポーツと音楽番組ぐらいしか見ない分、週に1本はコンスタントに映画を借りて見てます。忙しくても、2,3時間ぐらいなら時間は作りやすいし、映画の世界へのショートトリップは貴重な気分転換になります。

ということで仕事とは関係ない映画レビューブログをたまに書きます。
今週末観たのは、イザベル・コイシュ監督で菊地凛子主演の「ナイト・トーキョー・デイ」。

予告編はこちら


イザベル・コイシュ監督の映画は今のところ全作品を観てるけど、正直、ストーリーは過去の作品に比べるといまいち説得力に欠けるというか無理がある感じでしたが、東京を舞台にした世界観、音による絶妙な演出、そして菊地凛子の演技はとても良かったです。バベルの時の菊地凛子より迫力もあり凄い女優だなと思わせるものがありました。あと下北沢など身近な場所が出て来て親近感も湧きました。

ちなみにイザベル・コイシュ監督の作品では、「あなたになら言える秘密のこと」が一番良かったです。胸が引き裂かれるような映画だけど、観る価値は十分にある作品です。
ブレークスルーの瞬間 何があの企業を飛躍させたのか (KINDAI E&S BOOK)/坂本 桂一

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著者はウェブマネーなど多数のITベンチャーを創業した坂本氏。
アップル、ソフトバンク、マイクロソフト、トヨタ等が飛躍するきっかけとなった「ブレイクスルーの瞬間」を分析している。
背景をを知ってる企業も多かったので部分的に飛ばしながら読んだが、面白かったのはNASAのアポロ計画とウェブマネーの章。

アポロ計画は、1961年にケネディ大統領により「1960年代のうちに人間を月に着陸させ、無事に帰還させる」と目標設定されたもの。期限付きで目標設定したのも大きな点だが、それを達成したのは、リーダーを務めたブラウン氏の判断があったからだという。その判断とは「途中で優れた技術が発見されても採用しない」というもの。つまり、期限設定されている上に安全に成功させなければいけないプロジェクトにおいて、新しい技術を採用するよりも既に経験のある技術の組み合わせで達成すべきという判断をしたということ。

僕も20代の頃、プロジェクトで新しいチャレンジをし過ぎてリスクが許容量を超えて失敗した経験もあったので、この判断の重要性は身に染みて分かった。最先端のことをやっているとついあれこれ試してみたくなるものだけど、枯れた技術で確実に目標を達成するという姿勢も時に重要だと思う。

新しいテクノロジーは長期的にはイノベーションに不可欠だが、テクノロジーはあくまでも手段であり、目標達成には確実にその手段を使いこなせることが重要。

ウェブマネーについてはまた別の機会に。
Webの世界では特に、新しいサービスが毎日どんどん出てくる。
自分があるサービスを考え付くというのは、その時代やその国だからという側面も当然あるわけで、同時期に同じことを思いつく人は100人ぐらいはいると思った方がいい。
その中で本気でそれを実行に移すのは5~10人ぐらい。そしてそこからはスピードとインパクトの勝負。勝者になれるのは0~多くて2社だと思う。
(市場そのものが育たない可能性もあり、勝者=0ということもある)

サービスを発案した立場からすると、早くリリースしたくて仕方ない。とても焦る。
ただ、中途半端なものをリリースしても競合にあっさり抜かれる場合もあるし、大手が参入してくると資金力を活かして抜かれる可能性は高くなってしまう。更にユーザー評価が公開されたりする場合(例えばiPhoneアプリ)、スタートで転けるとせっかく構想してきたサービスが全く立ち上がらないというリスクもある。

そうなってくると、余程の参入障壁があれば別だが、最初から高いクオリティでインパクトあるサービスをイチ早く広めてデファクトになってしまうしかない。大手が参入してきても追いつかれないぐらいのマインドシェアを奪って突っ走る。

一方、開発者(作り手)は品質の高いもの(バグが無い、機能が充実している等)をリリースしたいと思う傾向がある。作っていればこだわりが強くなってくる。プロトタイプが出来上がると、更に色々な追加機能への要求が出て来てしまう。そしてユーザビリティや機能面の充実を考え、議論と実装を繰り返していりううちにスケジュールが延びる。

このように、新サービスのリリースには、スピードとインパクトのトレードオフをどこで決着つけるかという内部的な戦いが必ずある。
自分の過去の経験からすると、最終的に優れたサービスは時間がかかっても必ずユーザーに支持されると信じている部分があり、またサービスの企画・開発者がマーケットの本質的なニーズをリリース前に100%理解するのは無理だろうと思ってもいるので、できるだけコアな機能に的を絞り、まずは60-70点のものでもいいから早くリリースしてマーケットの声を聞き、修正を繰り返すというのがいいのではないかと思っている。
それができるのが、ハードウェアに依存しない、Webアプリケーションの良い所だと思う。

過去に、細部の機能や値段設定などにこだわりリリース前に相当な時間をかけたが、その機能自体がサービスの成否の大きな要素にはなっておらず、そこで時間/コストをかけるぐらいなら別のことをすれば良かったと思うような失敗もあった。
考え過ぎて逆に作り手の目線になってしまい、ユーザーの本質的なニーズから離れてしまったこともあった。

このような経験から今は、リリース=ゴールではなくスタートラインに立つというぐらいの位置付けと捉え、ユーザーのの本質的なニーズを捉えて改善を繰り返すことが重要だと思っている。
つまり大事なのは、リリース時の機能の充実でもリリースまでのスピードでもなく、リリース後も含めて、短期間で改善&リリースを繰り返すスピード感だと思う。

ということで、早く今開発中のサービスをリリースしたくてたまらない。
社内の有志が集まりmonstar.fm チャリティ特設サイトを立ち上げました!
http://monstar.fm/charity2011/

サイトの説明はこちら。

このたびの東日本大震災について、なにかできることはないかと考えましてmonstar.fmでも独自のチャリティプロジェクトを行うことにいたしました。
その一環として、登録アーティストの方たちが作品を売ることで復興支援のための募金活動をおこなえる特設サイトをつくりました。
monstar.fmに参加されているアーティストであれば、誰でもチャリティ楽曲を登録することができます。
賛同いただいた楽曲の売上金は、全額を日本赤十字社を経由して被災地へ募金いたします。

***

monstar.fm運用スタッフ&DJの呼びかけに対し、新卒メンバー等が賛同して準備してきたプロジェクトです。
ここに掲載してるアーティストは、売上を放棄して全額を募金することに賛同してくれています。
少しでも被災地に支援を届けられたらと思うので、気に入った曲があれば是非ダウンロードお願いします!
monstar.fm、iTunesStore等で、アフリカのケニア、スラム発の音楽を配信開始しました!

◆monstar.fm(MP3ファイルでのダウンロードならこちら)
http://monstar.fm/kochmusicians/

◆iTunesStore
http://itunes.apple.com/jp/album/koch-music-compilation-street/id454778143

「スラムには、音楽と夢がある。私たちはそれを世界へ届ける。」そんな熱い想いを持った、梅本さんが立ち上げられた、AMP MUSICという日本のレーベルがアルバムをプロデュースしています。

聴いてもらえれば納得してもらえると思いますが、スラム発の音楽といってもクオリティはかなり高いです。
可哀想なアフリカではなく、カッコいい音楽として、ぜひ音楽を聴いてみてください!そして気に入ったら是非購入してください!

念のために書きますが、僕らは初期の登録費などは今回負担していますが、継続的にサービスを提供するためにも一定のマージンは頂いています。
でも、デジタル音楽であるメリットとして、物流コストはかからないし、中間マージンもあまりかからない方法で販売していることから、売上の約60%(iTune等の場合は約50%)をAMPにお返しすることが出来ます。
日本での購入単価の100円や200円でも、現地の物価ではそれなりの金額になります。

梅本さんのブログにも書いていただいてますが、梅本さんと出会い、こういう機会を作れたことは僕にとってもこの会社・サービスを立ち上げて良かったと思える、大きな1つの出来事です。
これからも、世界中の音楽を国境を超えて届けば響くリスナーに届ける、そんなことを1つ1つ実現していきたいと思います。
Google社のChromeウェブストアが日本語化されたのに伴い、
弊社のインターネット有線放送サービス「monstar.ch」の全521チャンネルから厳選した
20チャンネルを無料で楽しめるアプリをChromeウェブストア上にリリースしました。

Googleのアカウントを持っていれば、こちらから簡単にインストールできます。
https://chrome.google.com/webstore/detail/gdplokpigmcnidiahlgggeddodjdklho?hl=ja

無料で使えるので、ぜひお試しください!
※ただし、お店等の商用で使う場合は著作権上の問題から商用版しか利用できませんのでご注意を。
商用版はこちらからダウンロードできます。
http://monstar.ch/

◆Chrome上の説明ページのイメージです。
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◆アプリのイメージです。
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※ 本件のプレスリリース記事です。
http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=77737
2010年6月11日付けの日経新聞に、業務用BGMサービスとしてリリースした「monstar.ch」モンスターチャンネルが紹介されました。

特徴は、
・価格(初期0円、月額費1,980円)※業界最安値
・店舗の雰囲気や業態(シーン)でチャンネルを探せること
・オリジナルチャンネルを制作することができること

が挙げられます。

また、チャンネルの選定時には、レストランプロデューサー、空間デザイナー、CMプランナーといった方々にセレクターとして参画してもらい、それぞれのシーンに合ったチャンネルを制作しています。

ということで、何となくメリットは伝わったでしょうか?!