型抜きされた地金に、釉薬をさして行きます。
沢山色を使っているので、何色か続けてさしますが、隣合った所にさすと、溶けた釉薬が混ざってしまう可能性があるので、隣り合わない色をまとめてさします。
釉薬は、水に沈んだ砂のような状態です。
これを混ぜてすくって、銅板の上に置いて行きます。
さす色は、私がデザインした物を見ながら、色見本と照らし合わせて決めました。
釉薬のメーカーは国内に3社を残すのみ。
その内1社は取り扱いをほぼやめているので、実質2社。
畠山さんの出す深い色合いを再現出来る釉薬を扱う会社は、国内に残るこの2社だけです。
しかも、この色はこちらの会社、この色はそちらと、色によって使うメーカーをかえているものもあるので、その会社が廃業すると共に、使えなくなる色が出てくる可能性があります。
どんな風に仕上がって行くのか。
今から楽しみです。つづく!
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