軍事費膨張を招いた戦前の反省はどこへ…防衛費に戦後初の建設国債、安倍晋三氏も生前に強く提唱:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

 

 建設国債によって調達した資金を防衛費に回すそうだ。

 建設国債で防衛費とは滅茶苦茶だ。

 それなら、建設国債ではない。防衛国債なり兵器購入国債などと呼ぶべきだが、もはや箍の外れたこの国では、こんなインチキがまかり通るらしい。

 

 本日の為替市場では、ドル/円が再び155円を超えた。

 当ブログでは何度も書いたが、国債の乱発、その乱発した国債を日銀が引き受けることによる通貨価値の希薄化。日銀が金利を上げられない足元を見透かされていること、日銀の財務信頼性の低下などが原因だ。

 

財務官「過度な変動に適切対応」 円安改めてけん制:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

 

 先週は為替介入によって、1ドル151円まで円安を押え込んだ。市場に介入し、財務官がけん制したところで、やはり円安は抑えられない。浮き輪を力づくでプール底に押し込んだところで、手を離せばまた浮かんでくるようなものだ。

 

 建設国債で調達した資金を防衛費に充当しないというのは、財政赤字と防衛費、両方の拡大に対するブレーキだったわけだが、このブレーキを外してしまった。

 これでまた財政赤字と円安が加速する。

 

 岸田はもはや思考能力を失っているのだろう。

 安倍政権で、いくらインチキでいい加減なことをやろうと、国政選挙では勝利を重ねた。

 ならば、それを踏襲すれば首相の座は安泰。安倍がやっていたこと、やろうとしていたことをそのままやればいい。何も考える必要はない。

 

 消費税が20%なら激怒する国民は、消費税10%で物価が10%上がれば同じことになるとわからぬようである。

 朝三暮四のサルと同レベルの有権者を騙すのはたやすい。