やれ、平成最後だ、令和だ、新しい時代の幕開けだ。

 つくづくバカバカしくなる映像です。

 

 

 44:35から。

 厚生労働省では大臣の日程表を即日廃棄するそうだ。

 しかも、即日廃棄をするようになったのはいつからかという質問に対して、返答を拒否している。

 記録というものは、後日、後世になっても当時の事実を確認できるように作成され、残される物だろう。

 その日で廃棄されるなら、そもそも記録を作成する必要はない。

 戦前、戦時中の日本ですら、ここまでデタラメではなかった。

 1945年8月、敗戦を決定した前後に霞が関の方々から煙が上がった。公文書を一斉に焼却処分したためである。「従軍慰安婦について、その強制性を示す文書は残っていない」などと言われるが、当たり前だ。ヤバい文書は焼却してしまっているのだから。

 その時代よりも、まだひどい。ヤバくなる前に処分してしまえというわけである。

 日頃からよほど後ろ暗いことをしている、それを自覚しているため、文書廃棄も日常的に徹底するというわけか。スゴい国になったものだ。

 新元号の騒ぎに浮かれて、こんな重要な情報はほとんど報じられない。

 平成最後だの令和だのというが、昭和前期に逆戻りしたみたいではないか。いや、それよりまだひどい。

 新元号は、暗黒、隠蔽、臭蓋、危処、棄録、辺りが適当だったのではないか。