さまよう刃 | 手帳と夢と成功と【monomono--'s eye】

さまよう刃

東野 圭吾
さまよう刃
高校生の娘を暴行の末、殺された主人公と殺した少年を
めぐる、正義とは何かを考えさせられる物語。

少年法によって守られる加害者に被害者の父が復讐をする。

何が正義か。法は完全ではない。

最後にはどんでん返しもあり、社会派ミステリーとしても
大変面白い小説でした。

白夜行
ほどの深い闇の世界ではありませんが、人は何に心を動かされる
のかという部分についても考えさせられる。

悲しい結末ではあるが、現代社会の矛盾や社会における正義という
ことについて改めて考える必要があると感じました。