"Fortunate Son(フォーチュネイト・サン)" はアメリカのCreedence Clearwater Revaival(C.C.R)が1969年に発表したアルバム「Willy And The Poor Boys(ウイリー・アンド・ザ・プア・ボーイズ)」に収録されている。
曲はパワフルなロックンロール・ソングだが、歌詞はベトナム戦争に駆り立てられる庶民や下層クラスの若者を歌った壮絶なものになっている。ジョン・フォガティ自身もかつて軍隊に所属し、ベトナム戦争に参加した経験が有ると言う。
この映像は、2009年のアメリカのテレビ番組とのことで、冒頭では、視聴者の女性からのメッセージが読まれている。女性の父親は1968年に軍隊に所属し、ベトナム戦争に参加したという。父親は現在では、30年間他の老齢者達のカウンセリングをする、カウンセラーのチームリーダーとして、カリフォルニア州サクラメントで働いている。父を思い出すために"Fortunate Son"を演奏して下さい、と話がされているようだ。
大まかに抜粋した訳詩は、
「赤と白と青の旗をなびかせるために産まれてきた奴らがいる、楽団が大統領賛歌を演奏すれば、奴らがキャノン砲の照準をこっちに定める、ああ神よ、俺は違う、俺は上院議員の息子じゃない、俺は幸運な奴じゃない、
銀のスプーンを手に産まれてきた奴らがいる、奴らは自分じゃ何もやろうとしない、でも税務署が扉の外に来れば、奴らの家もガラクタ市の様になるさ、俺は違う、俺は億万長者の息子じゃない、俺は幸運な奴じゃない、
星が輝く目を受け継いだ奴らがいる、奴らが俺たちを戦場に送る、ああ神よ、いったいどれだけ差し出せば良いのかと尋ねれば、奴らの答えはただ、もっと、もっと、もっとだ、俺は違う、俺は軍隊の息子じゃないんだ、俺は幸運な奴じゃない」
と言う感じ。(一部、歌詞の解釈はこちらのサイトを参考にしました)
(過去のエントリー: "Lodi" 、"Have You Ever Seen The Rain?" 、
"The Old Man Down The Road" 、 "Comin' Down The Road")
Willy & The Poor Boys/Creedence Clearwater Revival

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