アニメ映画「どんぐりの家」 モンゴル留学生が字幕
ろう障害に加え、知的障害や精神障害もある重複障害の子どもと家族の姿を描いた日本のアニメーション映画「どんぐりの家」に感動したモンゴル人留学生が、祖国の人たちにも見てもらいたいと、自分たちでモンゴル語の字幕をつけた。この夏からのモンゴルでの上映を目指し、募金活動などを進めている。
◇
「どんぐりの家」は山本おさむさんの漫画作品で、アニメーション映画は１９９７年に完成。全国３５００カ所で上映され、英語、韓国語、タイ語などにも訳されている。
モンゴルでの上映運動のきっかけは、首都のウランバートル市にある新モンゴル高校の生徒たちが、２００８年のサマースクールの授業で「どんぐりの家」を見て感動したことだった。「字幕をつけて地元の盲ろう学校で上映したい」という声が上がった。
新モンゴル高校では日本語も教えており、日本へ留学する生徒も多い。モンゴル人留学生を支援しているＮＧＯ「ＡＣＡアクア」（事務局・千葉県松戸市）が同校の卒業生の留学生らに声を掛けたところ、岩手や宮城、山梨、東京などで学ぶ８人が手を挙げた。勉強の合間に手分けをして作業。何度か集まって議論を重ね、１年以上かけて翻訳を完成させた。映画の制作者もモンゴル語の字幕をつけて上映することを快諾し、今年３月末には東京のモンゴル大使館で試写会を開いた。
山梨大３年のバヤルサイハン・アズザヤさん（２２）は「『重複障害者』といった専門用語もあり、翻訳は難しかった。みんなで意見を出し合ったが、まとめるのは本当に大変だった」と振り返る。
アズザヤさんらは、夏休みで帰国するのに合わせ、８月にウランバートル市内で上映会を開く計画を進めている。現地の協力者が見つかって何とか実現できそうだが、さらに地方でも上映したいといい、資金集めを続けている。広報活動に力を入れている宮城教育大４年のガルバドラッハ・ソドゲレルさん（２１）は「映画に出てくる親子の心情は身にしみるほどわかる。モンゴルの人たちに見てもらえたら、障害者に対する意識が変わるのではないか。たくさんの人に見てもらいたい」。
写真もasahi.comからの転載です。
募金などへの問い合わせはアクアの村上さん（電話０４７・３１２・７２７２、ファクス０４７・３１２・７２７１）へ。（編集委員・大久保真紀）
これまたiGoogleで拾ったモンゴル関連ニュースです。
asahi.comの６月１４日掲載記事。
新モンゴル高校は今年で創立１０周年を迎えた超人気エリート学校です。
東北大学大学院で教育学博士号を取得した校長先生が、日本式教育をモンゴルの環境の中で実践しています。
小中高一貫教育の私立学校で、授業料の高さもさることながら、コネ入学も学校の教師になるなどでないとかなりの狭き門。セーラー服と学ランが制服です。
日本語教育もしっかりしていて、この学校を卒業すると、すぐに日本の大学への留学の道も開けています。
個性豊かでマジメではつらつした学生さんが多い印象。
遠い異国で志高く学びながら、祖国への貢献もしたいっていう若い人たちの気持ち、応援してあげたいです。
モンゴルも投薬ミス等もあり小児聾唖も少なくありません。社会主義時代は工場勤務の人たちなどにも手話が普及してました。
私もモンゴル国立大学留学中に、モンゴル人の聾唖者から手話を習いました。
日本語の手話はできないのですが、モンゴル語の手話は日常会話程度は、普通にできます。
日本からの車椅子寄付や身体障害者のリハビリテーション普及のための青年海外協力隊員受け入れなど、モンゴル国内でのハンディキャップが社会生活でのハンディにならないようにするための対策が採られるようになりましたが、まだまだ誤解や差別があります。
道路や建物の構造もテレビの放送などもやっぱり健常者主体で、危なくて仕方がないってはらはらしちゃいます。
私も「どんぐりの家」の漫画が大好きでした。この作品がアニメ映画となり、さらにモンゴルの若い人たちの心を揺さぶった、ということがとても嬉しいです。
今年の夏に実現を目指している、ということなので、この６月７月の寄付によって、活動の範囲等も決まってくるということになります。多分、モンゴルでも運動が起きてくると思うのですが、ぜひ日本の皆様にもご協力いただけたら、嬉しいなあ。
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ろう障害に加え、知的障害や精神障害もある重複障害の子どもと家族の姿を描いた日本のアニメーション映画「どんぐりの家」に感動したモンゴル人留学生が、祖国の人たちにも見てもらいたいと、自分たちでモンゴル語の字幕をつけた。この夏からのモンゴルでの上映を目指し、募金活動などを進めている。
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「どんぐりの家」は山本おさむさんの漫画作品で、アニメーション映画は１９９７年に完成。全国３５００カ所で上映され、英語、韓国語、タイ語などにも訳されている。
モンゴルでの上映運動のきっかけは、首都のウランバートル市にある新モンゴル高校の生徒たちが、２００８年のサマースクールの授業で「どんぐりの家」を見て感動したことだった。「字幕をつけて地元の盲ろう学校で上映したい」という声が上がった。
新モンゴル高校では日本語も教えており、日本へ留学する生徒も多い。モンゴル人留学生を支援しているＮＧＯ「ＡＣＡアクア」（事務局・千葉県松戸市）が同校の卒業生の留学生らに声を掛けたところ、岩手や宮城、山梨、東京などで学ぶ８人が手を挙げた。勉強の合間に手分けをして作業。何度か集まって議論を重ね、１年以上かけて翻訳を完成させた。映画の制作者もモンゴル語の字幕をつけて上映することを快諾し、今年３月末には東京のモンゴル大使館で試写会を開いた。
山梨大３年のバヤルサイハン・アズザヤさん（２２）は「『重複障害者』といった専門用語もあり、翻訳は難しかった。みんなで意見を出し合ったが、まとめるのは本当に大変だった」と振り返る。
アズザヤさんらは、夏休みで帰国するのに合わせ、８月にウランバートル市内で上映会を開く計画を進めている。現地の協力者が見つかって何とか実現できそうだが、さらに地方でも上映したいといい、資金集めを続けている。広報活動に力を入れている宮城教育大４年のガルバドラッハ・ソドゲレルさん（２１）は「映画に出てくる親子の心情は身にしみるほどわかる。モンゴルの人たちに見てもらえたら、障害者に対する意識が変わるのではないか。たくさんの人に見てもらいたい」。
募金などへの問い合わせはアクアの村上さん（電話０４７・３１２・７２７２、ファクス０４７・３１２・７２７１）へ。（編集委員・大久保真紀）
これまたiGoogleで拾ったモンゴル関連ニュースです。
asahi.comの６月１４日掲載記事。
新モンゴル高校は今年で創立１０周年を迎えた超人気エリート学校です。
東北大学大学院で教育学博士号を取得した校長先生が、日本式教育をモンゴルの環境の中で実践しています。
小中高一貫教育の私立学校で、授業料の高さもさることながら、コネ入学も学校の教師になるなどでないとかなりの狭き門。セーラー服と学ランが制服です。
日本語教育もしっかりしていて、この学校を卒業すると、すぐに日本の大学への留学の道も開けています。
個性豊かでマジメではつらつした学生さんが多い印象。
遠い異国で志高く学びながら、祖国への貢献もしたいっていう若い人たちの気持ち、応援してあげたいです。
モンゴルも投薬ミス等もあり小児聾唖も少なくありません。社会主義時代は工場勤務の人たちなどにも手話が普及してました。
私もモンゴル国立大学留学中に、モンゴル人の聾唖者から手話を習いました。
日本語の手話はできないのですが、モンゴル語の手話は日常会話程度は、普通にできます。
日本からの車椅子寄付や身体障害者のリハビリテーション普及のための青年海外協力隊員受け入れなど、モンゴル国内でのハンディキャップが社会生活でのハンディにならないようにするための対策が採られるようになりましたが、まだまだ誤解や差別があります。
道路や建物の構造もテレビの放送などもやっぱり健常者主体で、危なくて仕方がないってはらはらしちゃいます。
私も「どんぐりの家」の漫画が大好きでした。この作品がアニメ映画となり、さらにモンゴルの若い人たちの心を揺さぶった、ということがとても嬉しいです。
今年の夏に実現を目指している、ということなので、この６月７月の寄付によって、活動の範囲等も決まってくるということになります。多分、モンゴルでも運動が起きてくると思うのですが、ぜひ日本の皆様にもご協力いただけたら、嬉しいなあ。
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