先週末は、我らの冬営地では吹雪になってました。
家畜小屋がまだ完成していないのですが、とにかく廃材を拾い集めての低コスト建築なので、思うようにはかどりません。

頼りになる男手がなかなか集まらず、ガナー君が孤軍奮闘状態なのです。

悪いことは重なるもので、私の会社登記の変更と更新に関わる手続きも滞ってたり、押し寄せる仕事に埋もれて、私もなかなかウランバートルを何泊も離れることができないでいて、申し訳ない気持ちで一杯。

低コストといっても、やっぱり、それなりにお金は出て行くので、やっぱ稼げる力はフルに使って現金収入は得ておかないとね。

昨日、段ボール箱と屋根葺き用の廃材を調達しにきたガナー君からきいた話。

近所で狼被害が続出中なんだそうです。

放牧中も家畜小屋に入れた後の夜も、昼夜を問わず、2-3頭ずつぐらいが食い殺されているという。

だんだん寒くなってきて、餌になるタルバガンという草原マーモット(プレーリードッグみたいな哺乳類です。食べると美味。ホンモノは東京の上野動物園にいますよ)が冬眠してしまい、渡り鳥も南に向かってしまい(ってか、狼は渡り鳥とかはそんなに獲物にしてないかも?)、狼も飢える時期なんですかね。

馬がいて、仕事も一段落ついてたら、皆さん狼狩りに繰り出すんだろうけれど、どこも今は冬の準備でおおわらわなのです。

ガナー君もライフル銃の準備をしていました。といっても口径の小さな銃で、銃声音もたいしたことないから、狼よけになるのかなぁ?

とりあえず、本末転倒なんだけど、ソートンは我が家でお留守番中です。
狼も怖いけど、お隣に、ソートンとは相性最悪なモンゴル犬がお引越ししてきたからです。

冬になったら、シェパードのソートンを狩りに連れて行くってガナー君は言っているけれど、牧羊犬や番犬はできるようになってきたけど、猟犬もできるのかなぁ?
狼や熊に襲われたりしないか、心配です。

外は天気がいいけれど、やっぱり空気の感触が冬っぽくなってきています。