お世辞言える? ブログネタ:お世辞言える? 参加中
お世辞っていうと、なんか社交辞令ってイメージがあります。

私は子供の頃から「お世辞が上手だねぇ」と言われてきましたが、正直、心にも無いお世辞って言ったことはない。
嘘をついたことはない、といったら、それこそ嘘になるけれど、心にもないお世辞は言ったこと無いです。

人には何かしら良いところが、必ずあるものだし、視点をちょっとずらすだけで、私にとっては、とても好ましいものが必ず見つかるのです。

この視点をずらすってところがポイントで、他人が気づかない価値観をぽこんと簡単な、あるいは人の耳に心地よい言葉で表現するっていうのは、自分では、なかなか便利な才能である、とひそかに思っています。

おもねったり、へつらったりってホント、苦手なのです。
地位が高いとか有名とか、金持ちとか、成功者とか、世の中にはたくさんの他人にうらやましがられる人もいれば、なんだかどん底でひねてる人っていうのもたくさんいます。

そういういろんな人たち皆にいい顔なんかしてられません。

特に庶民派のわたくしが、成功者の皆様の成功している部分に対して褒め称えたりしたところで、羨望や妬みと誤解されたり、嫌味と捉えられたりしないとも限らない。
というのも、実は、お金持ちとか地位が高いとか成功している等々、世間の人々がお世辞を言いたくなるような人の、お世辞の対象になるような部分って、私、全然興味がないというか、むしろ、けっ、とか、プッとか思っちゃうへそ曲がりだからです。

お世辞は言うのも言われるのも大嫌い。
社交的にならねば、とか誰とでも仲良くならねば、っていう気持ちが、いやらしい形でにじみ出るのが「お世辞」の下品さだと思うのです。

だから、数年前、弟嫁が我が家に挨拶にきた初対面の時に、同い年の癖に「私なんかと違って、“お姉さま"は学歴も高くて、お仕事も活躍なさってて・・・」みたいなお世辞を始めたとき、速攻、「この人とは生き方が全然違うなぁ。あわないから、付き合わないようにするのが賢明だ」と思いました。

結婚前で、同い年の行かず後家の負け犬に会うというのは、大変気が重かったことであろう。


再就職で執念のスッチーになり、30直前で結婚。。。
この30手前で何が何でも結婚、とがっついていたところもムカついていたのでした。
勝ち組に滑り込みセーフできた女が心の中で勝ち誇りつつ、負け犬を見下すときの心理を見た気がした。
ばぁか・・・。

気難しい小姑なわけですね。ワタクシ。

まったくもって、お世辞上手な空飛ぶホステスであった、何事にもそつない、社交的な弟嫁がわが一族にするりと入ったことで、お世辞べたで世渡り下手な、負け犬の私ははじき出され、流れ流れてモンゴルに住み着いている、といっても実は過言ではなかったりする。

別に弟家族との付き合いが嫌で、モンゴルで起業したってわけではないけれど、ともかく、家族と疎遠になってしまった直接の原因が、弟嫁の「お世辞」の下卑たオーラに吐き気を催し、私の中のネジのどこかが飛んじゃったことにあることは間違いないのです。

今となってみれば、彼女のそういう態度も、「さもありなん」という気もするんだろうけれど、私、学歴なんかがほしくて大学院に進学したわけじゃないし、仕事もキャリアを積みたいっていうよりは、好きなこと、興味のあることをおっかけているうちに、進学したり、仕事に繋がったりしたので、そこを、「勝ち組」の誇らしさを押し隠し、あえて、自分を卑下し、初対面の私を褒めて、へつらおうとした、、、社交術としては間違ってなかったのだろうけれど、私もとんがってたからね。。。ごめんね。
悪いとは思わないけれど、私たち、ほんと、相性最悪なのよ。あなたのオーラ、大嫌いなのよ。
自分がこれほどまでに「お世辞」に拒否反応を示すとは思ってなかったんだけど、心の中、透けて見えて、ほんと気持ち悪かったです。

世の中には、お世辞でもなんでも褒めておけっていう人もいるんだろうし、だからこそ、日本人はちょっと褒めると「お世辞いっちゃって」とか言うんだろうなって思います。

でも、本心から言っている言葉とお世辞の区別ぐらい、ちゃんと感じとってほしいものです。

私は、心にも思わないことを褒めるほど、他人を馬鹿にしたいやらしい行為はないって思うし、それが社交術なら、私は世渡り下手のまんまで結構、そういう厭らしさを心にへばりつけたまま出世したいとか、いい仕事をゲットしたい、とか儲けたいって思わないもん。

だから、私が何かを褒め称えているときは、素直に喜んでいただけると嬉しいです。
だって、ほんとに好きで、すごいなーって時にしか、褒め言葉なんて、使えないから。

私ももうちょっと素直に寛大になれば、お世辞もかるく受け流せるようになるのかな?

多分、弟嫁と会うときは、弟か両親の葬式以外はないと思うから、ま、どっちでもいいんだけど。