ウランバートルに戻って2日後にソートンが我が家に戻ってきました。ガチョールトというウランバートル郊外の集落の一角に預かってもらっていたのですが、もうドロドロのやせこけた姿で戻ってまいりました。
胴輪のまま屋外につながれていたそうで、その間に胴輪はドンドン食いちぎられ、3ヶ月たったときには、首輪に変わってました。
アパートに連れてこられたソートンは、自発的にお風呂場に直行。
よしよし、ちゃんと覚えていました。

33kgあった体重が25kgまで減ってた。いいなぁ、3ヶ月で8kg減量

苦労していたんだね。そのわりにとぼけた顔は全然変わらず。

でも、衝撃のニュース!

ソートン、パパになってました。
なんでも、財務君の舅さんがソートンを種オスに、どこかのメスシェパードとの掛け合わせをしたそうで、12月に9匹のソートンジュニアが誕生したそうです。
12月下旬といえば、極寒期。9匹のうち4匹は生まれてまもなく凍死。
残りは続々ともらわれていっているらしいです。

でも、犬の世界では男親の自覚ってなかなか出ないんでしょうかね。

3ヶ月ぶりの再会で大興奮で象もまっさおな特大の脱糞と、大量のおしっこぶちまけで驚愕させた後は、1週間ずっと私にスリスリと密着する日々。
去年、二人暮らしが始まった時のままです。

ソートンがパパ。ソートンがパパ。ソートンがパパ・・・

私の枕元でスヤスヤと軽いイビキをかきながら寝こけているソートンが・・・

私が日本でビリケン様だ空飛び坊やだと浮かれている間に、こいつは、やることやっていたのか?
やっぱり、人生勝ち組になるには、想像よりも行動か!!!!!

まさかソートンによって、自分の負け犬人生を自覚させられるとは思いませんでした。

といいつつも、しばらくは、ソートン、君の温もりと吐息を感じながら、やすらかな夜がすごせそうだよ。

これがほんとのアニマルセラピーね。