ユニットの○○耐性/○○レジストについて | 月灯籠の島で
実は詳しい効果がわかっていないらしい「耐性」と「レジスト」について、少しだけ検証しました。


「耐性」とはユニットの説明文中に書いてある「○○への耐性」のことです。
これを持っているユニットは強い(例:カルバリアの方がブルームより打撃に強い)と言われます。

「レジスト」は装備に付与できる能力の一つで、装備の能力欄に「○○耐性+X」のように書かれます。
「耐性」と同じ効果なのかはわからず、以前より「○○レジストは効果がない」と言われています。

でも、本当に「耐性」はあると強力で、「レジスト」は意味がない、のでしょうか。


耐性/レジストの効果はよくわかっておらず、次のような噂を目にしたことがあります。

 (1) %でダメージを軽減するのでは
 (2) 対応する攻撃での被状態異常率を下げるのでは
 (3) 一定以上の大ダメージを受けた時、%でそれを劇的に軽減するのでは


本稿では(1)および(2)について簡単な検証を報告します。
(3)は技量補正によるダメージの振れ幅がそのように感じられたのでは、と予想していますが、
そのうち気が向いたら検証します。


―――

ニューマン♀ Lv40
打撃防御288 射撃防御288 法撃防御378
技量267

(a)サブ/アドウォールβ
打撃防御40 射撃防御30

(b)サブ/アドリアクトβ
打撃防御30 射撃防御40

(c)サブ/アドウォールβ(ショットレジストⅠ付与)
射撃防御30 射撃耐性+3

(d)サブ/ショットレジストα
射撃防御30 射撃への耐性


以上のユニットを3カ所装備した状態で《巨大変形機甲種撃破》エリア1にて、
<カースセントリー>の攻撃によるダメージを測定

(a) MAX:29(c) min:18 poison:10-13-16

(b) MAX:23(c) min:12 poison:10-13-16

(c) MAX:29(c) min:18 poison:10-13-16

(d) MAX:29(c) min:18 poison:10-13-16


(a)-(b)より、
<カースセントリー>の攻撃は射撃属性であることがわかる。

(a)-(c)-(d)より、
 ・ショットレジストI×3による射撃耐性+9、
 ・サブ/ショットレジストαによる「射撃への耐性をわずかに上昇させる」効果
をダメージ軽減効果として数値で確認することはできなかった。

また、全てのサンプルで毒によるダメージが等しいことから、
耐性/レジストは対応する属性に起因する状態異常ダメージを軽減するものではないことがわかる。


***
<カースセントリー>の攻撃によって毒になるまでの被ダメージ回数をそれぞれ10回測定

(a) 4,9,14,10,4,3,1,5,8,10 合計回数:68

(b) 9,8,5,4,14,3,9,14,4,8 合計回数:78

(c) 8,2,3,9,5,7,5,2,7,1 合計回数:49

(d) 6,2,6,7,6,3,8,7,5,7 合計回数:57


合計回数が少ないほど「毒になりやすかった」ということになる。
耐性/レジストがあるユニットを装備した方がかえって状態異常にかかりやすかった。
ただし、試行回数が少ないための乱数の偏りでこうなった可能性は否めない。

少なくとも射撃耐性+9、あるいは「わずかに上昇させる」程度の耐性×3では、
状態異常に対する耐性の上昇を確認できなかった。

―――

簡単な検証ですが、耐性/レジストは

 ・対応する攻撃のダメージを単純に軽減するものではない
 ・対応する攻撃での被状態異常率を下げるものではない
 ・対応する攻撃に起因する状態異常によるダメージを軽減するものではない

ことがわかりました。


今回の記事は以上です。
<08/26/17:43追記>今回の検証は飽くまで「射撃耐性」「ショットレジスト」についてのものです。
他の耐性/レジストについてはダメージ軽減等の効果がある可能性もあります。



検証にあたり協力してくれたフレンドに感謝します。ありがとう。