よ~く考えよう! | パリとベベと私

よ~く考えよう!

本日(AM 1:00)からウインタータイムです!

よって、日本との時差は時間になります。


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今日は真面目な話。


先日学校に行く途中のメトロの駅で、珍しい物を発見!

それがコレ↓


     


拡大図がコレ↓


     


何だか分かりますか?分からない方は写真をクリック!!


実は、盲目者用の点字地図

パリの地図(何区にいるか)と駅周辺地図が点字で表示されています。


コレを発見した時、べべと一緒だったのですが、「いいね~コレ!役立つね◎」

と初めて見る点字地図にべべ絶賛。が、私はあることに疑問を‥


「目が見えない人はどうやってはコレを見つけるの??」


「‥確かに。(;-_-;)」


というのも、この駅には点字ブロックがないから。

盲目者がコレを見つける術は、誰かにこの存在を教えてもらうしかないのだ。


そもそも、パリのほとんどの駅は障害を持った人への配慮がなってない。

よほど大きな駅でない限り、点字ブロック(盲目者の為なのかも疑わしい‥)や

エレベーターがなく、車椅子利用の場合バスや車を使わざるおえないのだ。

(バスには、車椅子利用者の為の場所、入り口の装備がされている)


日本では、地下鉄や電車、もちろんバスでも各駅でアナウンスが流れるが、パリの地下鉄では駅名をアナウンスする線は少ない。初めてパリに来て、このことに気づいた時、


聴覚障害を持った人はどうやって自分が降りる駅を知ることが出来るのか?数える?でも、もし数え間違ったら??と疑問に思ったのを覚えている。


信号機が青になると音楽が流れる歩道や、歩道と駅に点字ブロックがあるのを見て、「障害を持った人への配慮がされているね。」とベベが仙台に来た時言ってた意味がここに来てよく分かる。


まだまだ不十分″バリアフリー社会へ”と叫ばれている仙台なのに、パリに比べたら十分な程バリアフリーがされているのだから。


こんなことから、パリは障害を持った人にとっても(私にとって住みにくい街なので‥)住みにくい街ではないだろうか?!この点字地図を設置する前に、もっともっとすべきことがあるのでは(←_→)??


障害を持った人だけではなく、高齢者への配慮もほとんどされていないパリ。

世間は少子化で高齢者が増加する中、一体どのような政策を立てているのか気になるところだ‥