【報告】武石先生講演会をしました | 「ももたろう倶楽部」のブログ〜食物アレルギーの子を持つ親の会〜石川県金沢市

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石川県金沢市を中心に活動している食物アレルギーっ子の会のブログです。
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311日土曜日に10時から菜の花薬局にて、城北診療所のアレルギー専門医の武石先生に講演会をして頂きました。

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内容は、「アレルギー最前線と減感作療法」。


まずは、食物アレルギー診療ガイドライン2016の内容について、2012年のガイドラインとの違いをご説明いただきました。(アレルギーとなる原因食物の違いや頻度)


リスク因子(家族歴、遺伝的要因、皮膚バリア機能の低下、アトピー性皮膚炎の存在、環境中の食物アレルゲン、出生季節・日光照射)についても1つ1つ、わかりやすくお話いただきました。


またガイドラインの中での経口免疫療法(減感作療法)についての位置づけや問題点などにも触れていただきました。


また、治療効果について

①鶏卵での脱感作状態の割合、また耐性獲得がどの程度されるのかについて

②牛乳について

③小麦について

文献を元にしたパーセンテージをご説明いただきました。

先生も、牛乳は1番手こずることが多いとおっしゃっていました。

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次に、最先端の内容として2つご紹介いただきました。


「新生児期の保湿がアトピーの発症予防に」

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「離乳食早期の鶏卵摂取は鶏卵アレルギー発症を予防」

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文献など、2017年の最新のものも交えて、まさに最前線のお話をしていただきました。





今日の参加者は、15名でした。ご夫婦でご参加される会員さんも見られました。


みなさん、とても熱心に聞いていらっしゃり、質問もたくさんいただきました。


お忙しいところご参加いただいた皆さま、準備等に協力をいただきました役員・城北病院職員の皆さま、託児を引き受けていただきました、いしかわ子育て・結婚相談所の皆さま、

大変お忙しく、お疲れのところ、長時間のご講演をいただき、また、たくさんのご質問にも1つ1つ、丁寧にお答えいただきました武石先生に厚く御礼を申し上げます。



~参加者の皆さんの感想~〜〜


「今日はありがとうございました。娘のアレルギーがわかってから、何がいけなかったのだろうとモヤモヤしていたのですが、アレルギーになる仕組みがわかって少し納得しました。今更、乳児の頃には戻れないので、これからできることをがんばります。皮膚のケアの事はもっと早く知りたかったです。」


「今日は、詳しく説明していただき、ありがとうございました。10年前から数年前そして現在と考えられるアレルギーの原因や治療法が変わってきたのだなと思います。減感作療法についても、データや、概要等、聞くことができてよかったです。アレルギーに関しての質問に、たくさんお答えいただきありがとうございました。」


「アレルギーの原因について情報が多く溢れていて、どれを信用したらいいのか混乱するところ、正しい情報を得ることができて有益でした。またデータ等を目で見ることで、とてもわかりやすく理解できました。」


「本日は、お忙しいところありがとうございます。アレルギーの根本から、今、子供がしている減感作の内容を先生のわかりやすい説明で、来る前より理解できました。本当に来てよかったです。ありがとうございました。」


「本日は貴重な時間をありがとうございました。初めての子供がアレルギーと言うことで不安が多く、何をすればいいのかわからないことばかりでしたが、今日のお話を聞いて、食物アレルギーについての知識を得ることができ、あせらず、長い目で食物アレルギーに向き合っていこうと改めて思うことができました。離乳食の段階なので、新しい食材を与える時は不安でいっぱいですが、何に対しても怖がるのではなく、『食事は楽しいもの』と子供に伝わるよう工夫し、何かあったときには落ち着いて対応しようと思います。今日のお話を聞いて、そう思えるようになり、参加して本当によかったです。ありがとうございました。」


「減感作は初めて、もうすぐ2年になります。アナフィラキシーに何度もなりましたが、最近では咳のみの症状に落ち着いてきました。あと半年ほどで、終わればなぁと希望はありますが、アレルギーとはずっと向き合っていかなくてはならないのかなと思いました。これからどんどん大人になるにつれて親の手を離れて生活しなければならないときのことを考えると、少し不安だなと思いました。お忙しい中たくさん質問に答えてくださりありがとうございました。欧米食生活が日本でも進む中、小麦やピーナツアレルギーがますます増えていくのかなと思いました。」


「武石先生から最新の話が聞けてよかったです。食物アレルギー診療ガイドラインでのQ&Aや、アレルゲン別でのQ&Aがこれだけゆっくり話してもらえて不安等が少しなくなりました。

子供が小学生で、給食と体育の話や、離乳食機にあえて卵等のアレルギーを取ることで予防になるなど、とても良かったです。ドクターとゆっくり話せるのは普通ないので良い会だと思いました。」


「子供たちにアレルギーがあるにもかかわらず、今まで深くアレルギーについて勉強したことがありませんでした。『いつか治るだろう』と若干安易に考えている部分もありました。リスク因子や減感作療法の効果など再確認できたこと、新たに知ることができてよかったです。様々な研究が行われ、日々情報が溢れている中で、どの情報が正しいのか分からずにいましたが、今日聞いた話をしっかり心に留め、アレルギーと向き合っていきたいと思います。まだまだ先は長いと思いますが、子供の成長に伴って良くなっていく部分もあると思うので、気長に付き合っていきたいです。貴重なお話どうもありがとうございました。」


「年々アレルギーを取り巻く環境、情報が変わってきているようでその様子に触れられて面白かったです。」


「最新情報が聞けてよかったです。ありがとうございました。とりあえず、保湿をして、皮膚状態をきれいに保とうと思いました。」


「これまでに聞いたことがある情報であっても、1つの記事としてみた、という感じだったのですが、断片的な情報が、つながった感じがして良かったです。わかりやすく説明していただけて感謝しています。2012年と2016年とのデータの違いにも驚きました。今後、アレルギー治療を全国的に統一したガイドラインも出る?出た?とも聞いたのですが(ネット記事で)、これから、もっと、いろいろなデータや症例やさまざまなことから、新たなことがわかり、広まっていく途中段階にあるのだなと改めて感じました。今日はありがとうございました。」


「過去のデーターとの違いをわかりやすく説明していただき勉強になりました。新しいデータについても紹介していただいたので今後継続して聞く機会があるといいなと思います。また皆さんの話も聞くことができてよかったです。」


「難しいお話をとてもわかりやすく、たとえなども入れてくださって説明していただいたので、理解できました。ガイドライン2,016の最新の話題で、文献も2017年のものも入れてくださってとても勉強になりました。」


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