私が上京してすぐからこれまで、かれこれ10年以上も通っていたカレー屋のマスターが突然お亡くなりになりました。
昨日、マスターの奥様よりお電話をいただいて知りました。
享年47歳ということです。
あまりに急な知らせで、言葉もありませんでした。
大動脈瘤が破裂し、意識も戻らず息を引き取ったそうです。
初めはもちろん、店主とお客という一般的なお付き合いでしたが、徐々に仲良くさせてもらっていました。
年賀状も毎年いただき、たまに携帯メールでやりとりしたり、たまにですが、休日に会うような仲にまでなっておりましたが、急な不幸ということで残念でなりません。
この店は口コミで広まった最高のカレー屋と自負しています。
他のカレー屋さんには申し訳ないですが、日本一のカレーだと今でも思っています。
雑誌やテレビの取材もかなり多かったですが、かたくなに断るような妙に頑固なマスターでした。
一時期、弟子になれと言われ続けていましたが、その頃はコックなんて到底務まらないと思っていたので断っていましたが、今となっては、あの味を伝えられない自分がとても悔しく思います。
これだけ医学が発達し、寿命も延びているにも関わらず、まだまだ人の命は儚いものです。
今でもまだ信じられません。事実として受け入れるのはもう少し時間がかかりそうです。
この場を借りて、M's Curryマスター、釘宮さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
店長水田順二