ココアの回復力
-ココアと私の1週間 長文-
ココア トイプードル7歳 メス
性格臆病 そしてとっても可愛いんだぁ。
しこり6mm摘出
乳頭5個 右乳腺一列全摘出
子宮・卵巣摘出
金曜日に手術でした。
土曜日 会いに行ってきた。
集中治療室の鉄ゲージにいたココアは、
私を見つけるなり
格子の間に鼻を突きだし
ひたむきに、尻尾をブンブン振ってた。
傷縫合の跡が痛々しい。
点滴もしていて可哀そう。
でも、ブンブン尻尾振ってくれる姿を見たら、とってもホッとした。
ココアは目を細めて(甘える時はいつも)ピーピーと声を出した。
ストロードレーンを3か所入れてた。
チョイ前の私と一緒だ・・。
日曜日
前日よりも元気になっていた。
尻尾振りながら、前足を格子に引っ掛けて「私と触れあいたい」と
意思表示してた。
月曜日
ココアに会いたい一途に、車を運転して会いに行った。
(左右目視と後方直視はまだできないが、背中にクッションひきつめて運転した)
ココアは一般病棟へ移っていた。地下室だけど・・
更に元気になっていた。
甘え泣き声が「くぅ~ん くぅ~ん」と大きかった。
火曜日
ケージから「出して~抱っこして~」コールするようになる。
ドレーンも点滴も抜けてた。
「また来るね。待っててね」というと、
言葉を理解し、お座りして黙って見送ってくれた。
超お利口ワンコ。
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そして
この火曜日の面会後に病理検査結果を伝えられた。
*診断名* 低悪性度の悪性乳腺混合腫瘍
*所見* しこりは異形成は軽度 マージン-
そケイリンパ節輸入リンパ管内 マージン+
数少なくめずらしい症例だと。
提案治療は3つ。
1.抗がん剤投与
2.非ステロイド消炎剤投与
3.免疫サプリメント・丸山ワクチンなど
一般的な副作用の説明をうけたけれど・・
人間だったらこんな説明で治療選択??
ありえません。
犬だってありえません。
しかし、この告知をした獣医の態度は不快だった。
この病院での序列は上から2番目。
院長の次らしい。(大学病院でもないのに序列が、獣医の態度で一目瞭然・・)
何がどう嫌か!というのは省略します。
通常「がんの顔つき」とは病理学的悪性度(グレード)のことをいいます。
が!!
はっきり言えるのは、この獣医の顔つきはめちゃくちゃ悪いです。
゛(`ヘ´#) フン!
治療選択は飼い主の意向100% だって。
分かるけど、これだけの情報で??
どちらにしろ、病理結果に
ど~んと落ち込み、うろたえながら帰路につく。
自宅で半べそかいて、知識を得るため情報を集める。
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水曜日
自分なりに色々調べたけれど、
犬の乳癌治療に関しての情報量は極少
とりあえずココアの面会をする。
食欲も元気も◎
前足2本格子にひっかけて「帰りたい」コール!!。
「ワンっ」って元気な声も出した。
面会帰りに、今日の様子を、担当女性獣医をきく。
そして、私がいくつか調べた内容を相談すると
「結果はわからない 誰にもわからない」
素人並みの回答だった。
セカンドオピニオンをとりたいと伝えたら、紹介状は書くと言う。
しかしかなり消極的だ。
木曜日
ココアに会って、もうすぐ退院だと伝えた。
「嫌だ~!今すぐ連れて帰って欲しい」と遠吠えをした。
入院しているワンちゃんの中で一番勢いがあった。
私は、自宅からそう遠くない場所に
2次動物高度医療センターを見つけた。
知り合いが以前通院していた事も思い出した。
ただ、2次医療なので、現在の病院からの直接連絡等が必要だった。
情報ページをコピーして、女性獣医に「行きたい」とその旨伝えた。
そうしたら、あの序列2番目の顔つきの悪い獣医が出てきた。
はい。ご想像通り。
あからさまに
『面倒・こうるさい飼い主・俺の言う事に文句あっか?この素人が!!』
そんな態度。
私が「これだけの病理結果では結論が出ない。リンパの転移数も・・」
等言うと
「だからぁ~ この間、結果の紙、あなたに渡したでしょ~。
僕らも同じ情報しかないわけ!!
人間の乳癌と同じじゃあないんですよ」
と若干切れてる。
「じゃあ因みに抗がん剤ならどんな種類をするのですか」
そう質問したら
「アドリアマイシン」だって
思わず
「あの毒イチゴ~」叫びました。
「抗がん剤」⇐ 毒イチゴ関連記事はこちら。
アドリアマイシンなら私が経験済み。
「人間と同じじゃん」って呟いたら
「人間だって犬だってそう変わらないよ」
さっきとま逆な事を言って、切れてました。
・・それからそれから、
私はココアが今いる、この病院に
この日4回電話をして、一日に2度訪れ
2次動物高度医療センターの予約と紹介状・レントゲン、
もろもろ用意をしてもらいました。
疲労困憊
金曜日
今朝一番の予約で相談に行きました。
自分の知識と見解を伝えて、実際の状態の相違確認しました。
どんな質問にもパキパキ答えてくれたのは女性獣医さんでした。
当然、ムキになったりもせず・・
お互い笑顔でそして真剣に、1時間ほど話をしました。
結論は、もう少し詳しい病理結果を聞いてみる。
スライドした組織を 取り寄せよう。
その情報から、今後治療について答えを出そう。
病院に直接連絡して交渉しますとの事だった。
どちらにしろ、ココアは大きな手術をしたばかり。
抜糸もまだなので、全部すんで体力を回復してからの
治療になります。もしくは無治療か。
私はまだまだ、悩みたいと思います。
今一番うれしい事は
明日ココアが退院して
自宅に戻ってきます♥