GPF2022は男女シングル＆ペア優勝という日本のフィギュア史上に於いてもっとも輝かしい成績で幕を閉じました。
もちろん手放しに喜ぶわけにはいかないコロナと戦争という世界的な災厄があらゆるスポーツに影響を及ぼした側面もあるのですが、それは日本も同じ事。制約の大きい大変な環境の中で諦めず頑張ってこられた個々の選手の研鑽の賜物だと、
一ファンとしてもとても誇らしくまた嬉しく見ておりました。
北京五輪が終わり世代交代も進みつつある中で国内外に新たな輝きを持った選手が登場し注目を浴びるのは、人生のほぼすべてという長いスパンでフィギュアスケートを眺めてきた自分にとっては本当にありがたいことで、
これでまたしばらくはマスコミに取り上げてもらえるかなと胸をなでおろしています。
特に今回のりくりゅうの優勝は日本スケート連盟の悲願であり、金メダルに匹敵するくらいもっともっと最大限に誇ってほしいですよね。サッカーで言えばマジでワールドカップベスト４くらいの快挙ですし、いやそれ以上と言っても良いくらい。
私が生きてるうちにまさか日本のペアがGPFで優勝するのを見られるなんて思ってもみませんでしたよ。
しかしそのりくりゅうですらショートからの放映が危ういところだったんですからね。
放映権を持つ各局に対してなんだかんだ文句はあれど現状は放映してもらえないことには見られないわけで、全日本フィギュアスケート選手権もようやくアイスダンスRDの生放送が決定したんですが、これも各選手のご活躍が後押ししてくれたんだと感謝しております。
12/22(木) 14:45～15:40 生放送
アイスダンス リズムダンス
12月23日(金) 15:30〜16:00
ペア ショート
12/24(土) 14:15～15:45 生放送
アイスダンスフリー
12/26(月) 15:00～18:00 生放送
メダリストオンアイス
我が家の契約を見直したらフジテレビONEしか加入してなかったので慌ててTWOも追加しました。地元の長野放送にも地上波の放映あるか否か問い合わせ中なのですが未だ返信ないし、どうしようかと迷っていたのでここでRD放映予定をいれていただいたのはありがたいです。
リクエストしてくださった皆様のご尽力のおかげですね。
無駄だと思っても諦めずに声を上げるのは大事なことだと思いました。担当者さんも数字があれば交渉しやすいでしょうしね。
最近一番悩ましかったことが解決して何よりホッとしたわけは、髙橋大輔さんのスケートを見られるか否かが最重要課題だからです。だから私はオンリーファンというカテゴリに入るんでしょうね。
確かにここまで応援する選手は彼しかいない。
でもそういうのをわざわざ自分で決めつけたことはないです。
グループナンバーでは自然と大ちゃんの姿を目で追ってますし、正直出場する試合では頭の中は全部大ちゃんで埋め尽くされてしまって到底他に気を向けることができないのですが、今回のGPFで今更ながら気が付いたことがあるんです。
夏ごろから飲んでいる薬の副作用なのか何なのか、最近調子が上がらず倦怠感に悩まされているのです。(深刻なものではなくあくまでも自分比で）やらなくてはいけない事がパッと出来ないし、不思議なくらいやる気が起きない。
ところがジュニアの島田麻央ちゃんのショートプログラム、ライオンキングを見てふわっと気分が変わったんです。久しぶりに動ける自分を実感しました。
つまり元気をもらったんです。
今回のEXのナレーションでも「名前の由来になった浅田真央さんのように見ている人が笑顔になれるような演技をしたいと思います」と語っていたと紹介されましたが、ほんとまんまその通りで、観てるだけで私に力をくれたんですよ。
おかげさまで気になっていた庭仕事がようやく片付きました。これも麻央様のおかげだわあ。ありがとうございます。
大ちゃんは別格というか、彼の場合はドキドキハラハラで観てるだけでかなりエネルギー持っていかれるんでダメなんですけどね（笑）かといってスペシャルな演技をされたら最後、廃人になるのでますます動かない使えないヤバい状況に一直線です。
でもこうして振り返ってみるとこれまでどの時代のどの選手にも必ず元気や勇気、笑顔をいただいてきたのは間違いないので、オンリーファンだから他の選手を見ないっていう理屈は私には当てはまらないですね。むしろ先入観を持たずにいるほうが受ける感動が大きいときもある。
到底全員応援出来るほどのゆとりはないし、毎回ってわけじゃないけど、観ただけで薬なんかの何倍も私を元気にさせてくれる魅力を全フィギュアスケーターが持ってるんです。
そう感じているのは決して私だけではないはず。
地上波だとこんなにCM入れないといけないの？ってくらい細切れだったのは我慢するとして、各局いろんな事情はおありでしょうが出来るだけ試合をそのまま放映してもらえたら大変都合が良いんですけどね。
ちょっと話が変わりますが、映像の中に非常に短いカットを仕込むことで鑑賞者の無意識に働きかける効果を狙ったサブリミナルという暗示手法を御存じでしょうか？日本では1995年に禁止されましたが、今はステルスマーケティングが取って代わっています。
これまた非常に厄介なもので、今こうしてブログを書いている状態でもおすすめのハッシュタグ候補としてこの記事に関係のないワードが表示されています。
このようにありとあらゆる場所で印象操作が行われるのは本当に気持ち悪いしやめてほしいのです。
見たい選手を造るのではなく、ありのままの選手の姿を映し出して、正しい解説をしてくださればそれだけできっともっと未来は広がるのです。
長年フィギュアの記事を書いてる記者ですら、ランビエールの代表的プログラム「四季」を「4期」の事だと間違うくらいですからね、増して一般の方々の勘違いを見聞するとステマなんてしてる場合じゃないって思いますよ。その暇があったら今起こってることをちゃんと伝えるべきです。
へたなラッピングは要らない。百聞は一見に如かずで選手の演技をそのまま放映すれば、感動の輪は広がっていくはずと私は信じてます。
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