あたしだったんだぁ…。 | 青い空 見上げて

青い空 見上げて

ようこそ momo.ka-san です。
日々の出来事や 空の娘との想い出を綴っています。

 
来瑠実のブログを読んで下さってる方々
 
ありがとうございます。
 
 
 
私も久しぶりに来瑠実のブログを読み返してみました。(また、泣くんだろうなぁと覚悟して)
 
 
 
他愛のない友達とのやり取り。
 
 
 
色々な 懐かしい思い出が存在していました。
 
 
 
そして、私の中の記憶も…。
 
 
 
私がパートを始めて、少したった頃に
 
 
 
来瑠実の頭皮に異物が出きて
 
 
 
最初の手術をしました。
 
 
 
この時は『筋膜腫』と言って
 
 
 
筋肉の一部が固くなった物で病理の結果も良性でした。
 
 
 
それからは、定期的に診察してもらっていました。
 
 
 
私がパートをしているのは
 
 
 
自分の手術代を稼ぐため…って思ってたみたいで青い空 見上げて-1FL0407.gif
 
 
 
だから、頑張って痛い手術を3回も我慢したんだね青い空 見上げて-1FL0756.gif
 
 
 
ホントに素直で健気な子しょぼん
 
 
 
歯の矯正の時もそうだったけど、お財布からお金を出すのは、私青い空 見上げて-1FL0522.gif青い空 見上げて-1FL0867.gif
 
 
 
でも、財源はお父さんだからね~!!
 
 
 
 
私の体調を気遣うブログもありますがあせる
 
 
 
それは…
 
 
 
来瑠実が『類上皮肉腫』と診断されて
 
 
 
私は毎日パソコンで調べていて
 
 
 
来瑠実が履歴を見てショック!
 
 
主人に
 
 
来   『ねぇ、お父さん。お母さんって、癌なの!?』って聞いたそうです。
 
 
 
父  『何で!?』って聞き返したら
 
 
 
来   『パソコンに気持ちが悪くなる位に癌を調べてる履歴があったから…お父さん、お母さんに優しくしなきゃ駄目だよ。』
 
 
 
って言われたそうです。
 
 
 
 
主人は胸が詰まって、とりあえず返事だけ返したと言っていました。
 
 
 
それからは、調べた後の履歴は削除して、ゴミ箱の中身も削除して
 
 
 
毎日 主人にも確認してもらっていました。
 
 
 
そして、いよいよ治療に入る為に…。
 
 
 
来瑠実に告知…………。
 
 
 
冷静に受け止めて話しを聞いているようにみえた。
 
 
 
泣かなかった…。
 
  私が来瑠実の癌の告知を受けた時
  その瞬間に時が止まり…
  景色がモノクロに変わった
  静寂の中で医師の声だけが聞こえていた。
  泣いている暇などなかった
  何かの間違いだという…自分
  ちゃんと話しを聞かなくちゃ、という…自分
 
  今、来瑠実は…その世界にいるのかもしれない。
  涙は心がシャットアウトしてしまう。
 
  何故なら 現実を受け入れる事になるから…。
 
 
 
会計を待っている間に
 
 
 
来瑠実は外で携帯で誰かと話していた。
 
 
 
病院からの帰りに電車の中で
 
 
来瑠実がボソッと、つぶやいた。
 
 
    『あたしだったんだぁ…。』
 
 
 
 
あの日の光景は鮮明に覚えてる。
 
 
 
緩和病棟に入った頃に
 
 
 
『おかん が 癌だと思って、心配して、お父さんにも優してあげるよう頼んだんだよ』
 
って、うちあけてくれた。
 
 
知ってたけど、知らなかったふりして…。
 
 
 
来瑠実をギュツて抱きしめて『心配してくれて、ありがとう。』とだけ、言った。
 
 
 
少しずつ、自分の気持ちを話してくれたね。
 
 
 
毎日ベッドに入った後に泣かない日はなかったって
 
 (お母さんもだよ)
 
 
 
夢ならいいのに
 
 
 
目覚めたら、いつも通り
 
 
 
毎日 祈ってたって
 
 (お母さんもだよ)
 
 
 
それなのに、いつも いつでも 自分より周りの人を気遣う子
 
 
 
だから、今も
 
 
 
空から両手を広げて 皆に優しさを振りまいてるね青い空 見上げて-1FL0654.gif
 
 
 
 
あの日 以来 私は、今でもパソコンの履歴を削除しています青い空 見上げて-1FL0407.gif