来瑠実のブログを読んで下さってる方々
ありがとうございます。
私も久しぶりに来瑠実のブログを読み返してみました。(また、泣くんだろうなぁと覚悟して)
他愛のない友達とのやり取り。
色々な 懐かしい思い出が存在していました。
そして、私の中の記憶も…。
私がパートを始めて、少したった頃に
来瑠実の頭皮に異物が出きて
最初の手術をしました。
この時は『筋膜腫』と言って
筋肉の一部が固くなった物で病理の結果も良性でした。
それからは、定期的に診察してもらっていました。
私がパートをしているのは
自分の手術代を稼ぐため…って思ってたみたいで
だから、頑張って痛い手術を3回も我慢したんだね
ホントに素直で健気な子
歯の矯正の時もそうだったけど、お財布からお金を出すのは、私
でも、財源はお父さんだからね~
私の体調を気遣うブログもありますが
それは…
来瑠実が『類上皮肉腫』と診断されて
私は毎日パソコンで調べていて
来瑠実が履歴を見て
主人に
来 『ねぇ、お父さん。お母さんって、癌なの』って聞いたそうです。
父 『何で』って聞き返したら
来 『パソコンに気持ちが悪くなる位に癌を調べてる履歴があったから…お父さん、お母さんに優しくしなきゃ駄目だよ。』
って言われたそうです。
主人は胸が詰まって、とりあえず返事だけ返したと言っていました。
それからは、調べた後の履歴は削除して、ゴミ箱の中身も削除して
毎日 主人にも確認してもらっていました。
そして、いよいよ治療に入る為に…。
来瑠実に告知…………。
冷静に受け止めて話しを聞いているようにみえた。
泣かなかった…。
私が来瑠実の癌の告知を受けた時
その瞬間に時が止まり…
景色がモノクロに変わった
静寂の中で医師の声だけが聞こえていた。
泣いている暇などなかった
何かの間違いだという…自分
ちゃんと話しを聞かなくちゃ、という…自分
今、来瑠実は…その世界にいるのかもしれない。
涙は心がシャットアウトしてしまう。
何故なら 現実を受け入れる事になるから…。
会計を待っている間に
来瑠実は外で携帯で誰かと話していた。
病院からの帰りに電車の中で
来瑠実がボソッと、つぶやいた。
『あたしだったんだぁ…。』
あの日の光景は鮮明に覚えてる。
緩和病棟に入った頃に
『おかん が 癌だと思って、心配して、お父さんにも優してあげるよう頼んだんだよ』
って、うちあけてくれた。
知ってたけど、知らなかったふりして…。
来瑠実をギュツて抱きしめて『心配してくれて、ありがとう。』とだけ、言った。
少しずつ、自分の気持ちを話してくれたね。
毎日ベッドに入った後に泣かない日はなかったって
(お母さんもだよ)
夢ならいいのに
目覚めたら、いつも通り
毎日 祈ってたって
(お母さんもだよ)
それなのに、いつも いつでも 自分より周りの人を気遣う子
だから、今も
空から両手を広げて 皆に優しさを振りまいてるね
あの日 以来 私は、今でもパソコンの履歴を削除しています