何がきっかけだったか、
高校時代のことを思い出していました。
髪の毛の分け目を9:1にして
(実際には7:3くらいだったのだろうけど)
「クイチ国の王子!」と部室でふざけて
私を笑い死にさせそうになった彼女は、
その後「胃次元」という脚本を書く。
その名の通り(?)胃袋に迷い込んでしまった人達の話。
しゃべる胃カメラや薬と出会いながら、
あり得ない状況を把握し、極限状態の中で
それぞれに抱えたコンプレックスが爆発する
ちょっぴり訳アリな男女4人。
「ブス」とか「行き遅れ」とかあの頃でも絶対怒られるだろって言葉を吐いて罵り合いながらも
最後には協力し合って脱出を目指す…
一番好きなシーンは、
"うっかり飲まれたガム"が「酒と泪と男と女」を熱唱するシーン。
わけわからないでしょ(笑)
しかし私たちはその作品で
異例の近畿大会出場を果たすのでありました。
懐かしいな。
高校の演劇部は不思議な仲良さがあって
プライベートに踏み込むような感じではなく
でも、放課後も土日もずーっと一緒にいて
ずーっとゲラゲラ笑っていて。
暗幕閉めて22時までプレハブの部室にいて、
生徒指導の先生に扉ガンガン叩かれたり…
顧問の許可はとってたとはいえ、問題児軍団ですよね(笑)
うてなにも、あの空気と同じものを
感じたんだよなぁ。