私は冷え症です。
いきなりなんだ、という話ですが。
小学生くらいの時から結構な冷え症で、
しもやけが複数の足指に出来るのは当たり前。
こどもは風の子、とか言って寒いところで活動させようとする大人がホント嫌でした
しもやけでぷっくり腫れた足の指を、父がマッサージしてくれたのを覚えています。
あ、でも、「優しくマッサージされた心温まる思い出」という趣は皆無で、
ぐりぐりとしごかれて私悶絶、みたいな壮絶な感じでした。
絶対Sです。あの父親は。
イニシャルもSだし。関係無いか。
話がずれましたが。
昨年の冬は、そんな冷え症歴の長い私の人生の中でもしもやけ重症度ナンバーワンと言ってもいいくらい、
それはそれはひどいしもやけに悩まされました。
軽傷なしもやけの患者さんが苦痛を強く訴えると
「ああ、でも私よりはマシですよ…フッ」
と一瞬やさぐれたりもしていました。内心ね、内心。
どれくらいひどかったかというと、
すべての足の指が青紫色に変色し
続いて腫れ
一部潰瘍化する
という大惨事。しかも痛い
どれくらい痛いかと言うと、
うっかり息子が足を踏もうものなら一瞬母親であることを忘れて怒りの一撃を食らわしそうになるくらい
でも実際は出来ない。
愛の力で我慢 ではなく、痛すぎて崩れ落ちるのみの私
とにかく冬の間中ゴーモンのような状態でした。
今年は、ああなりたくない。
いや、絶対ならずに冬を越して見せる
と、燃えるような決意のもと秋口からせっせと冷え取りグッズ探しに打ち込んでいます。
対策その1 漢方を飲む
しもやけに保険適応のある、
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
という舌を咬みそうな名前の漢方を処方してもらい、内服しています。
でもこれ、苦くてね~
何かと理由つけてはサボりがち。
ちなみに、当院に通院中のオーバー80歳、愛嬌たっぷりな女性患者さん。
足の冷えがひどく皮膚に異常はないのに
「痛くて痛くて…」と毎回嘆いていらっしゃったのが、
ダメモトでこれを処方したとたん
「めちゃくちゃ楽になりました!」とルンルンでした。
私も彼女を見習ってそろそろちゃんと内服しよう…反省。
対策その2 ズボンの下にはレギンス着用
スカートはほとんど履かないのですが、パンツスタイルでも下に1枚履くと温かさはかなり違います。
現在はユニクロヒートテックのレギンス愛用中。
ただし、ヒートテックは痒くなる方もいるようなので、万人向けでは無いかも。
ネットで探したら、内側が絹で外側が綿、という素敵なレギンスもありました
肌が弱い方でも、こういう素材なら大丈夫かもしれませんね。
私は・・・値段と洗濯(手洗い推奨)の手間で、まだ手を出せずにいます
対策その3 重ねばきソックスの導入
地味に流行っているみたいですね、冷え取り靴下。
内側から、絹―綿―絹―綿.......と重ねばきを繰り返すことで
足の冷えを解消する、というのが基本。
まず私が購入してみたのが、知人から紹介して頂いたこちらのお店の商品。
PeaPod(ピーポッド) 冷え取り重ねばき4枚セット
早速試してみたところ、確かに温かいそれに蒸れない
難点は、足の幅が必然的に大きくなって、靴の選択肢が狭まること(笑)
ただ、冷え取り上級者は10枚以上の重ねばきも普通だそうで
世の中にはそれにあった、見た目も可愛い靴も売られているらしい。
すごいな、冷え取り民族。
また、我が家における冷え取り靴下の思わぬ弊害がもう一つ。
普段、主に洗濯物干し担当の夫の一言。
「なんか、最近靴下大増殖中だよね・・・」
あーーーーーーー・・・・・ごめんちゃい。
確かに、秋まではだいたい1日1足2枚だった私の洗濯済み靴下が、
一気に1日5足10枚(冷え取り4足+夜のお休み靴下1足)だもんね・・・・
夫の家事モチベーションを急速に低下させるのも得策ではないと判断。
でも、この重ねばき法は気に入った!捨てるには惜しい。
という訳で、追加で買ってみたのがこんな靴下。
これも良いです。
絹と綿の5本指ソックス重ねばきの温かさには負けますが、足も蒸れず、温かく、洗濯物もさほど増えず
私はさらにこの上に、こんなものを重ねてみたり。
冷え取り民族からすると邪道なのでしょうが
でもこの「足の…」だけを素肌に直に履いた時の、ちょっぴり蒸れる感じが、
上のインナーソックスを履いてからだと全然ない上、洗濯物干しも2足分なので夫の視線も痛くない(笑)
まだまだ冬本番はこれからなので、しばらくはこのあたりで様子を見つつ、
しもやけ対策に余念のない毎日を送りたいと思います
私の健闘を祈っていてください