母について | 母のゆるゆる食道がんライフ

母のゆるゆる食道がんライフ

食道がん・ステージⅣを克服する気のあまりない母の様子と、
娘(私)の思い。
がんと真摯に向き合う方の参考にはならないかも。。。

母は、昭和22年(1947年)生まれ。
いわゆる「団塊の世代」だけれど、ひとりっ子。

私の父である夫とは「嫌いだ」という理由で、
私が小学生の時に離婚。
それからは、両親と私&弟の5人で暮らす。

元々瘦せ型なのに、とにかく体力のある人で、
朝から夜中までずっと働いていた。
子宮筋腫はやったけれど、風邪ひとつ引かない人。

人と群れるのを嫌い、お酒とタバコをこよなく愛する男みたいな一方、
料理や手芸が好きで、乙女っぽい思考回路を不思議な人。

子供たちは結婚して巣立ち、両親を看取り、
仕事も定年になってようやくのんびり・・・と思った矢先、転機が訪れた。

2012年、乳がんが判明した。
大の病院嫌いな母が自ら病気へ行ったくらいだから、
よっぽど違和感があって不安だったんだろう。
幸いがんは初期のもので転移も認められず、
潔く両胸を取ってしまったことで完治した。
これは今でも再発していない。

ただ、病気になってからの一人暮らしはやはり心細かったらしく、
2013年の秋から私の家族(夫、息子)と同居を始めた。
私は結婚から10年で、また母と住むことになった。