金融無策の終わる日 | moltoke_Rumia1pのブログ

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さよなら白川総裁、資産市場は歓迎-評価は歴史家に委ねることに

- Bloomberg

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MJ6H796KLVRK01.html

(以下引用)

3月8日(ブルームバーグ):日本銀行の白川方明総裁が19日に退任する。

株式など資産市場はその退出を好感し、アベノミクスの下で日銀に送り込

まれてくるリフレ派の正副総裁を歓迎している。


しかし、長く日銀を間近に見てきたエコノミストの間からは、その評価

を断じるのは時期尚早で、歴史に委ねるべきだという声も上がっている。


白川総裁が2月5日夕、任期満了を待たず、2人の副総裁とともに

3月19日で退任する意向を示した翌日、円相場は一時、2010年5月

以来2年9カ月ぶりの円安水準である1ドル=94円台を付けた。


これを好感し、日経平均株価は3.8%上昇。リーマン破たん後間も

ない08年9月29日以来、約4年5カ月ぶりの高値となった。


一方、次期総裁として黒田東彦アジア開発銀行(ADB)総裁、次期副総裁

として岩田規久男学習院大教授の名前が報じられた2月25日、円相場は

前週末のニューヨーク市場終値(93円42銭)から一時94円77銭と2010年

5月以来の水準に下落。


これを受けて日経平均株価は前週末比2.4%上昇した。株式市場は

「白川日銀」に対して明確な「ノー」を突きつけるとともに、「黒田日銀」

に対する高い期待を示した格好だ。


その黒田氏は4日、衆院での所信聴取で「日本のデフレは15年続いている。

日銀が十分責任を果たせていなかったのは事実だ」と指摘。米連邦準備制度

理事会(FRB)がリーマンショック後の金融危機に際し、「同じ量的緩和でも、

その時々の金融市場の動向に応じて、できるだけ金融緩和が効果的になる

ように努力している」のに対して、日銀の努力は「やはりまだ不十分だった」

断罪した。

(後略)

(引用ここまで)


(・w・) まぁ、長く日銀を知るエコノミストは日銀の側に立って物事を

見てしまってるために、不十分な量的緩和によって円高が長期化し

それが企業収益の悪化とデフレの長期化を招いたことを無視して

語ってるのでしょうね。


(=w=;) 黒田氏が日銀総裁になると、この点は欧米並みに積極的な

金融緩和が望めるので、円相場が過剰に円高に振れることもないですし

輸出企業が打撃を受けてしまうのもないでしょう。


(・w・) 外需と内需は繋がっていてそれぞれ切り分けて考えてしまう

内容ではないです。それは外需が激減したリーマンショック時の景気

後退が様々な分野に打撃をもたらし、経済の縮小を招いた点からも

明らかです。


(・д・) せめて、当時の日銀が欧米並みの量的緩和を実施していたら

円相場が過剰に円高に振れることも、そのために輸出企業が大打撃を

受け生産現場が海外に流出し、製造業の雇用が失われることもある

程度は防げたでしょう。


(=w=;) その柔軟性のなさ、日銀で出来ないことばかりを連ねる内部

の理論で回ってしまったことこそが、白川日銀総裁を市場が嫌悪する

ことになった要因でしょうね。


(・w・) 逆に言えば、新しく日銀総裁の候補となってる黒田氏は

その点の白川総裁時代の失敗点を把握しているので、金融政策

が正常化する期待は大いにある訳です。


(=w=;) アベノミクスによる財政政策が出来ているうちに、金融政策が

正常化するなら、デフレの解消は意外に早いかもしれないです。

そして、財政政策をやっての景気回復は財政緊縮で景気後退の長引く

欧米に、正しいモデルケースを与えることにもなるでしょうしね。


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青木文鷹氏の語る『悲しくなる必要のないサムスンのシャープ出資』のお話

質疑応答部分追加

http://togetter.com/li/467378


(・w・) 昨日のシャープの話は更新分が出たので参考までに置いておきます。