(・w・;) 食肉関係に関しては今年は厄年なようです。
昨年の飼料価格の上昇によるアメリカの牛の飼育数の減少。
そして、今回の強制歳出削減の通過による食肉検査員の一時休職による
業務停滞。これによって100億ドル程度の影響が業界全体であるとか。
米歳出削減で食肉減産に 日本向け牛肉出荷停滞も
- MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130221/amr13022116080005-n1.htm
(以下引用)
米財政再建に向けた歳出の強制削減が3月から実行された場合、
食肉処理の安全性を確かめる国の検査官が休職となり、関係業界
は100億ドル(約9300億円)規模の減産を迫られる見通し
であることが21日、分かった。
(中略)
ホワイトハウスによると、歳出の強制削減が実行されれば、農業予算もカット
の対象となり全検査官に約2週間の一時帰休が必要となる。食肉処理工場
では通常10~20人の検査官が配置され、食の安全に関わる危険部位の
除去確認や混載を防ぐための出荷管理に携わっており、検査官がいなけれ
ば食肉出荷は事実上できなくなる。(共同)
(引用ここまで)
(・w・;) アメリカ、TPPの主要輸出品の1つは牛肉などの畜産品だったはず。
自分から競争力の高い農産品を自滅させてしまうことにならないかと。
米干ばつで牛の飼育数が減少-牛肉供給逼迫、価格上昇の兆し
- Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MI780V6TTDT801.html
(・w・;) そしてアメリカの天候不順による飼料価格高騰は、各国にも波及
する話ではありますし、今後の食肉価格の高騰って可能性は高いでしょう。
えー、こうした主要輸出国からの供給混乱があった場合、国内での生産
が壊滅すると、ダイレクトに価格上昇圧力に晒されますし・・・。
(・w・) 輸出国側も自国の供給を最優先で守ろうとするため、輸入側の
悪影響はより深刻になるんですよね。
ステーキが値上がりか、食肉処理減で生牛20%高騰も-JBS
- Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MEJ66E6K50XZ01.html
(=w=;) 飼料価格の高騰は天候次第である程度収まるでしょう。
しかし、歳出の強制削減の問題は両院の合意が得られないとずるずると
解決が長引き、せっかくの輸出競争力のある製品(この場合は牛肉)
の競争力が失われる羽目になりかねません。
(=д=;) にも拘らず、現状を放置するならアメリカのTPPを巡る
熱心さは日本のマスコミが報じる程度にはないのかもしれません。
米歳出強制削減、政府の貿易交渉力損なう恐れ=USTR高官 |
マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT830131020130228
(・w・;) 歳出削減の影響は貿易の交渉窓口である米通商代表部の
予算の削減まで来ていますし、これによる職員数の減少は交渉力低下
に結びついたりします。
(・д・;) BSEによるアメリカ産牛肉の輸出制限の緩和があったばかり
にも関わらず、アメリカ産の牛肉の売りである安さはだいぶ損なわれ
そうです。只でさえ、円安に振れているので割高になるのですけどね。
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