TPP問題。アメリカも総意として推進してるんじゃないってお話。 | moltoke_Rumia1pのブログ

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ツイッタ―の経済クラスタの記録。
140字で入りきらない分の考察やら感想、予測などの置場。
それでも今日、リンゴの苗を植えていこうの精神で色々と書いていきます。

(・д・;)  さて、最近TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の

反対論でアメリカが参加してるから~とかアメリカ陰謀論がよく

見られますが、幾つかある誤認を解いておきましょう。



1.TPPは2006年から既に発効されている協定である。


(=д=;) 現在、アメリカが参入しようとしてるのは拡大協定。

枠組みに最初から入らないと有利な取り決めができないっ

ていう賛成派の人々は間違いですが(バスに乗り遅れるな論)



反対派のいうアメリカが『加入してるから云々』もやはり間違い。

アメリカは立場は経済規模が巨大なので強いですが、あくまで

『これから新しく入る立場』で『協定の基本の原則自由化は

曲げられない』です



2.TPP加入はアメリカにしても国の方針とは言い難い。


(・д・)ノ 現時点ではアメリカの議会には動きはなく、オバマ大統領と

経済界の一部が動いてるだけで、TPPに入らなくても任期がそれほど

残っていない大統領からの不興は買っても、アメリカそのものとの関係

悪化の可能性は低いです。



米TPA法の件から見るTPPはアメリカの国としての方針か否かの件?

http://togetter.com/li/208440

その件のまとめはこちら。



3.TPP加入はアメリカにしても悪影響がある。


(・д・)ノ TPP加入により『農産物輸出補助金は全廃されます』 

アメリカの農業の競争力は確かに大規模で低価格化が出来るので

強いですが、それに加えて輸出補助金を出してるからって部分もあります。


TPP域内にはオーストラリアやニュージーランドなど農業や

酪農の盛んな国も入っているため、それらの国々によりアメリカ

国内の中小農家はやはり打撃を受けますし、NAFTAやWTO

加盟時に発生した労賃の安い人口大国にアメリカの

製造業が流出するって可能性は日本と同様にありえます。


(=д=;) 別にアメリカのみが一歩的に得が出来る訳でもないのです。

現在、制定しようとしている金融・投資の項目で農業や製造業での損を

一気に取り戻せるって損得勘定があるが故です。何しろ、金融・投資

部門は資金力やノウハウとしてもアメリカは有利なので。


この部分は弱者が強者を喰らうTPPの枠組みが、強者が弱者を

喰らう弱肉強食な枠組みになります。それにしたって、全てフラットな

原則を守ったが故な話です。



TPPの解説。アメリカ陰謀論では本質を見誤ると

http://togetter.com/li/207007  

(・д・)ノ このあたりのアメリカ陰謀論での反対の危うさはこちら。

まぁ、分かり易くはあるんですが本質がぼやけてしまい賛成派に

覆される危険もあるので。



TPP反対派と推進派が話して得られた共通の結論

http://togetter.com/li/207958

(=д=) 私はTPP加入反対派ですが、賛成派の方とも話してみて

共通の結論が1個だけ得られたのもありますのでご参考までに。

両方の意見が聞きたいって方もいると思いますので。



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TPP反対論でアメリカの陰謀と語る話は多いですが、割と事実とは

違うところが多いなと、TPPそのものが危険だって本質からは

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