ヴェルディ
歌劇「イル・トロヴァトーレ」全4幕(イタリア語上演)
指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ロレンツォ・マリアーニ
美術:ウィリアム・オルランディ
照明:クリスチャン・ビノー
合唱指揮:佐藤 宏
キャスト
レオノーラ:松井敦子(石原妙子体調不良のため変更)
マンリーコ:小原啓楼
ルーナ伯爵:成田博之
アズチャーナ:中島郁子
フェルランド:清水那由太
イネス:杣友惠子
ルイス:大野光彦
老ジプシー:杉浦隆大
使者:前川健生
合唱:二期会合唱団
管弦楽:東京都交響楽団
ほか
オペラ初心者のなので、この公演が良かったのか悪かったのかは、正直コメントできません。
ただいきなり初心者にトロヴァトーレは、ハードルが高くちょっと内容もわかりづらかったかも(アンヴィルコーラスや有名なアリアは知ってるけど…)
演出や舞台の評価もよくわからいけど、シンプルな感じで、この暗いドラマには合っていたし、舞台奥に光る月(ルーナ伯爵の象徴)など素人から見ても効果的だけど、そんなにお金かかっているように見えない(かかっているとは思うけど…)。
豪華絢爛なオペラを期待していた分、期待ハズレだったかも。
まぁトロヴァトーレで、それを期待してはいけないことも初心者にはわかりませんでした(-_-;)
わからないなりにも女性陣の歌は凄かったです♪
レオノーラ役の松井敦子さんは、体調不良の石原妙子さんの代役なんですが、代役とは思えないくらい素晴らしかったし、アズチャーナ役の中島郁子さんは、その声量の凄さと表現力の高さは圧巻でした(他のキャストの中でも群を抜いていた)!!
それと比較すると男性陣のマンリーコの小原さん(もしかしたら初日体調不調の降板が響いていたのかも)、ルーナ伯爵の成田さんは、オケに声が負ける瞬間ありで、全体的に今ひとつ。
今回、一番楽しみにしていたのは、指揮をしたバッティストーニ。
東京フィルと数々の名演奏を繰り広げるイタリアの若きマエストロが、都響からどんな音色を引き出すのかめちゃ楽しみ♪
結果は、日本でも最高のオケ都響からダイナミックな音を引き出し、ドラマティクな運び方などさすがバッティと感心しちゃいました。
ただ、都響の精密なアンサンブルが時折冷静に感じてしまうこともあり。
この辺りが振り慣れた東京フィルとの違いかも。
二期会の合唱は、他の方のブログだと今ひとつとの声もありましたが、個人的には素晴らしかったと思います。
全体的には、内容が内容だけに退屈した場面も多々ありましたが、終幕の息をつかせない場面など(BAT END大好きなんでW)初めてにしては楽しめたかなと思います。
あと横になりながらでもあれだけの音量出せるオペラ歌手ってすごい!!
それが一番びっくりポンだったかもw川・o・川w
カーテンコールは、中島さん、バッティがひときわ歓声が高かったです♪
入口にはお花が∩(´∀`)∩ワァイ♪
2016.2.21(SUN)
東京文化会館大ホール
14:00
評価:☆☆☆