木材市 | 手づくり家具 七木ーnanamokuー

手づくり家具 七木ーnanamokuー

家具職人の日々のこと

今週の火曜日は木材市に行ってきました。
高山市新宮町にある「木の里団地」にて開催されました。
大体月2回のペースでやっているようです。

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会社の先輩に連れて行ってもらったのですが、とても面白かったです!
午前中は土場で、市売明細書(その日でる木材の詳細が掲載されている)片手に丸太を見て回って、めぼしいものにチェックをしておき、午後のせりでどの程度の値になるかを見る、のが見学の基本らしい。いきなり買ったりできないですしね。

毎日木には触っているけれど、製材されたものばかりなので、丸太で木の皮がついた状態の木をみるのは初めてに近い。製材された木をみれば、何の木か大体わかるのに、丸太の状態では始めはさっぱりわかりません。
明細書と丸太を見比べながら、「これがこの木なんだな」と確認して回りました。

今回出ていた木は、建築用材に向いたものばかりで家具にはちょっと直径が小さめ。こうしてみていると、例えば天板に使う一枚板は一体どれだけでかい木を使っているのだろう、とか椅子のちょっとした部品をとるのにも、それなりの大きさがいるんだ、と色々考えさせられました。


普段何気なく加工していた木は、限りある資源で、生きている、ということ。毎日工場で働いているだけでは分からなかったことです。こういう時間を大事に、意識してとっていかなければならないです。

あともうひとつ。
帰りに製材屋さんに連れてってもらい、そこでいい栗の木があったので、今度買いにいくつもりです。良心的な製材屋さんでした。図面描かないと。