2月14日(水) 3日目(出産当日)
準備され、手術室に運ばれた私。
不思議と怖さはなかった
台の上で素っ裸にされて、麻酔を打ってもらった。
すーーーっと痛みが引くかと思いきや、
あれ?あんまり変わらない???
感覚はそのまま残ってますけど?
しばらくすると足が痺れてきた。
「足が痺れてるんですけど~・・・だいじょうぶですか?」
「それが麻酔だからね。」
「はい。わかりました。」
お腹全体にようちんのような液体を塗られ、
真っ茶色のお腹が見えたくらいで、頭の上に布がかぶせられた。
お腹を切ってる感覚がわかる。
決して痛みがないわけじゃない、つうかっむしろ痛い!!
痛い・・・痛い・・・痛い・・・
麻酔よ~早くきいてこーい!と思っていた。
痛みが変わっただけで、お腹はすごーく痛かった(>O<)
言葉で説明すると「焼けるような痛み」
もちろん100%の痛みじゃないとは思うけど、相当痛かった。
お腹を開けられてる感覚もわかる。
う゛~~~予想外だっ
「あの~・・・痛いんですけど~。」と聞くと、
「痛いっていうか、感覚は残っちゃうんだよね~」と言われたような・・・
感覚っていうか、絶対痛いです!!!
(こころの中)
右手を握ってくれる人がいた。
有難く握ってもらっていたのだが、しばらくしたら、いなくなってしまった。
痛くて耐えられない・・・・・・・・・・・
「誰か手を握ってもらえませんか?」わたしは素直にお願いしてみた。
「婦長さ~~~ん!手を握ってあげてください。」
「はいは~い」
お手すきだったらしい婦長さんがやってきた。
相当に美人な人だった。
私はこんな状況のときにも、美人には反応するらしい(笑)
婦長さんの手を、これでもかってくらいギューーーッて握り、
「いた~~~い!!いた~~~い!!」
その後も、とにかく叫びまくった。
本当に痛かったの
あまりに強く握りすぎてしまったので、途中「強く握ってごめんなさい。」と謝ったりもした。
婦長さんが「これから赤ちゃんが出てくるから、ちょっと痛いっていうか、気持ち悪いかもしれないけど、我慢してね~」と言った。
叫びながらも・・・
うわぁ~ベビ太がすぐそこに見えているのかな~?と思った。
PM 11:00
ぐにゅんって感覚のあと、ちょっとしたらふぎゃっと声が聞こえた。
赤ちゃんが出てきたんだ~!!
すると先生が「お前、まだ泣くなよ~」と、赤ちゃんに話しかけられながら、吸引している音が聞こえた。
「よし!」
すると、
「ふんぎゃ~~~~~~~~
ふんぎゃ~~~~~
ふんぎゃ~~~~~」
元気なベビ太の産声が聞こえた。
ついにベビ太誕生~~~!!!
生まれたんだぁ~
泣き声がしているほうに顔を向けると、看護婦さんにアレコレお世話されてる赤ちゃんが見えた。
けど、痛くて、痛くて、感動を味わってる余裕なんかなかった。
いたいようぅ~~~早く終わってくれ~
うわ言のように「痛い・・・痛い・・・」と言い続けていた(笑)