DVDにて早くもリリース、早速レンタル観賞



解説
バルセロナを舞台に、闇社会に生きる男が末期がんで余命
いくばくもないことを知り、愛する子どもたちのために精
いっぱい尽くそうと奮起する感動作。
『バベル』の名匠アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
が監督を務め、現代社会の病理をリアルに扱いながら、闇の
中から一筋の光を見いだそうとする人間の強さと美しさを描く。
主演は『ノーカントリー』のハビエル・バルデム。
父から子どもたちへ向けられた最後の愛の物語に胸が熱くなる。

A Day In The Life


あらすじ
スペインの裏社会で生計を立てるウスバル(ハビエル・バルデム)
は、あらゆる闇取引に手を染めながらも、愛する2人の子どもと
情緒不安定の妻を支えて暮らしていた。
ある日、自分が末期がんであることを知ったウクスバルは、やがて
訪れる死の恐怖と闘いながらも、家族との愛を取り戻すために新た
な決断を下すのだが……。

A Day In The Life


監督は「バベル」や「21グラム」を手がけたアレハンドロ・ゴンザレス

・イニャリトゥ。

ジグソーパズル的な手法でラストは一つにつながるというパターンから

今回はハビエル・バルデム演じるウスバルと二人の子への愛を中心に

カメラは廻る。

その中で、スペインが抱えるいろいろな病巣も垣間見ることができる。

違法滞在と労働の問題、躁うつで育児放棄している妻のこと、

そしてウスバル自身も裏社会でその日暮らしをしているヤクザ的な生き方。

全体的に内容は重く、暗い。

しかし救いはウスバルが余命幾ばくもない中、子どもたちにかける愛情の

深さ。自分の亡き後、不法滞在のセネガル人の女性に子どもたちをよろしく

頼むと言って、1年間分の家賃を渡すところや長女をおもいっきり抱きしめ、

お父さんのことを決して忘れないでほしいというシーンなどが特に印象的

である。

躁うつ病の妻の治療も考えて、入院させるシーンも後を託すための準備だった

と思う。

最初のシーンがラストのシーンにつながることで、なるほどと言わせるところ

はこの監督らしいパターンであった。

全体的に重いので、万人受けはしないだろうが、興味のある方は観てほしい。

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