昨年すっかり虜になってしまった池尻のフレンチ、
ogino
に行ってきました
(前回の訪問日記はこちら→☆☆☆ )
今や1ヶ月先まで予約でいっぱいという人気店
HPがしょっちゅう(ほぼ毎日?)更新されるので、
今はどんなジビエが入ってるのかななんて
毎日楽しみにチェックしてしまいます
さて、前回食べてハマってしまったメニュー、
お好きなだけパテ・ド・カンパーニュ
今回はメニューでなんと、
一口だけパテ・ド・カンパーニュが・・・
しかもなんと300円
このお値段、可愛すぎます
他にも色々食べてみたいけど、このパテも外せないし・・・
なんて思っていた私のような方、
きっと他にもたくさんいらしたのでしょうね
一口と言っても5cm×5cmぐらいはあるので
2口分ぐらいあり、なんかちょっと得した気分
ベビーコーンやレンコン、ミョウガなどの美味しすぎる
グレッグ(=ピクルス)に続いて、私が選んだ前菜は
フォアグラのコンフィ
蜂蜜と黒胡椒風味
コンフィは60℃~70℃の低温の油の中でじっくり・・・
というものですが、こちらはフォアグラを真空パックに入れ、
それを低温のお湯に入れて出たフォアグラそのものの
油でコンフィしたものなのだそう
フォアグラは冷たいテリーヌ系よりも暖かいポアレの方が
好きでしたが、こちらのコンフィは抜群に美味しく感動・・・
また早くもoginoマジックにやられる私
他にお願いしたのは、ホワイトアスパラ。
前回はオーストラリア産のものでしたが、
それより太いペルー産のものを2~3本まとめて、
しばるように巻いたベーコンと一緒に焼き、
上からトロトロの半熟卵をかけたもの。
(残念ながらこちらは見ていただけで食べてません・・・)
でもとっても魅力的で羨ましかった・・・
それから一口だけ貰ったのは、
さっきまで動いていた
オマール海老の
丸ごとロースト
バジルバターソース
ゴージャスなオマール海老を、家庭でも出来そうな
バジルバターソースにしちゃうのなんて思うのですが、
オマール海老そのものが肉厚でプリプリで美味しいから、
ソースはあえてシンプルにして正解
蟹などをホジホジするときに使う掻き出し棒も
ちゃんと準備されている親切さは、嬉しい限りです
そして今回1番の感動は、なんといってもメイン
事前にどのジビエにするかさんざん迷っていたのですが、
お店に行ってHPにはない、「本日のジビエ」という
10種類ぐらいのジビエだけで構成されたメニューを見て、
ますます決断できなくなっていたところ・・・
(笑顔の素敵な)マダムの夏さんから、
「お好きかと思って1羽だけとっておきました」と、
衝撃の告白が・・・。
その正体は・・・なんとべキャス
きゃ~~
べキャスにしない意味がわかりません
そのべキャスをありがたく頂戴することにして、
私はもう1つ気になっていた小鴨のローストをお願いしました
べキャスは天竜から(私達のために?)やってきたもの。
日本語でヤマシギといいますが、最近フランスのものは
日本でなかなか入手できないそうで、それより何よりヤマシギって
ジグザグに飛ぶらしく(笑)なかなか撃つのが難しいのだそうです
そんな貴重なべキャスを、それもこのoginoで食べられるなんて
とっても感動です
独特の香りがあるべキャスは、素直なお味の鴨とはまた
違った味わいがありました。
なんと表現したらぃぃのかわかりませんが・・・
鴨がお嬢様だとしたらべキャスはちょっとワイルド系
つけあわせにべキャスのレバーをトーストに塗ったものが
あったのですが、これがもう美味しくて感激
べキャスのレバーをつまみながら赤ワインを堪能するのが
この日、私の夢になりました(笑)
私の小鴨はというと、程よいレア感があり、小鴨特有の
舌にザラザラした食感が残るのを楽しみながら
イジイジと食べ尽くしました
フィンガーボール大活躍です
デザートは気になっていたものを含め、
3種類お願いしました。
こちら、デザートまで美味しいのがぃぃんですよね
シェフがsweets大好きなのだそうです
やっぱり好きな人が作ったものは美味しいですよね
まず私がお願いしたのは、
スプーンで食べる
苺のミルフィーユ?DX
こちらは説明が必要ですね。
フタつきのボウルのようなものに乗って出てきます。
フタの上には苺のシャーベットの上に、
20cmほどの長さがある、スティック状のミルフィーユ。
フタを開けるとボウルの中には真っ白なバニラのアイスに
ルバーブのジャムが。
このボウルの中に苺のシャーベットを入れ、
さらにミルフィーユを崩しながら入れて、混ぜていただきます
実は私、パンやクッキーがふやけるのが大の苦手
なので自分で調整しながらミルフィーユを入れられるなんて
私にとっては夢のようでした(笑)
苺のシャーベットはかなり甘く酸味が少ないのですが、
ルバーブに酸味があるので甘ったるくなく中和されます。
ちなみにこちらのメニュー、以前はルバーブが入っていなかった
そうで、なので今回「DX」と命名したのだそうです(笑)
でも、今回美味しかったのは、もう1つのデザート。
苺とマスカルポーネの
ヴァシュラン
ガラスのコップのような器に入ったのは、
横から見ると半分はマスカルポーネチーズのアイスで
もう半分は苺のアイスクリーム。
その上に柔らかめの生クリームが薄く重ねられ、
その上に小さく絞ったメレンゲ数個と、フレッシュ苺。
これで美味しくないはずがないですよね
私もこっちにすれば良かった~
一口貰ったけどこれじゃ全然足りません
次回は絶対これにしよう!と強く心に決めました
3種類目のデザートは、こちらの人気メニューで
現在テイクアウトも考案中という
チョコレートの半生テリーヌ
泡立てた生クリームと
よくあるデザートですが、半生のレベルが高いのです
出す前にほんの少しだけチン!するそうですが、
そのチン!の絶妙なことと言ったら・・・
テイクアウトで買ったとしても、ここまで上手に
チン!できるか、自信ないです・・・
最後に小さなマドレーヌとトリュフをいただきながら、
お紅茶(他にハーブティーやコーヒーもあります)を。
本日も大満足のディナーとなりました
食前のシャンパーニュ、グラスのワイン赤白もとって、
トータル1人1万円程度というリーズナブルさ
本音は毎月来たいぐらい、大好きなレストラン。
最低2ヶ月に1度は訪れようと思います・・・