なんか前にサラッと触れた気がするけど、わたし入院したんですよ、半年くらい前に。
生まれて初めて、救急車で運ばれましたよ、救急車‼️
白地のボディに赤い線の、あの救急車です‼️





確かね、師走のあたま頃です。去年の。
その日は年末の催しが重なりめずらしくわたしと娘しか家にいない日で、二人分の夕飯なんかめんどくさくて作ってられっかと思ったわたしは、父を誘って外食に行きました。
近所の寿司屋です。回らない、けれど新幹線に乗ってやってくる寿司屋。
そこそこ食べて、早々に帰った我々。父とはそこでグッドバイです。





さて夫が帰る前に風呂浴びちまおうか、と思ったわたし。
相変わらずの長風呂なので、iPadやらiPhoneやら携帯テレビやらを風呂場に持ち込み(防水ね!)、籠城を決め込みました。
湯船に浸かって30分くらい経った頃かなあ・・・下腹がキリキリ痛み出したんです。

キリキリキリキリ・・・。





「? おいおい食べ過ぎたわけでもないのに、これはどういうことだ?
はてなはてな、ワクワクそわそわ‼️」
なんて余裕ブッこいてるのもつかの間の出来事。
キリキリの痛みがすぐに、ビッキビキのズッキズキに変わったんです。
今まで経験したことのない痛みでした。
体からは冷や汗とモアブ汗ともつかない、むしろ風呂に浸かりすぎて出てきた新陳代謝の促進の結果なんじゃないかとも思うけどとにかく大量の汗が、滝なんてもんじゃないダムの決壊のごとく吹き出します。
頭の先から汗という水脈が、漫画みたいに筋になって流れるんですよ。
そこでわたしが思ったのが、

「体内で膀胱が破裂した・・・?」






もちろんわたしは今まで、体の中で臓器が爆発した経験はありません。
が、マジでそう思うくらいの痛みだったんです。

「やばいやばいやばい、わたしの膀胱、おしっこが溜まりすぎて破裂した・・・」
そう思ったわたしは、無理やり体を持ち上げて洗い場へ行き、椅子に腰掛けました。
膀胱がおかしくなったかどうか確かめようと、汚い話、尿が出るかを確認しようとしたんです。

結果、排尿に至ることさえできませんでした。
そうしようと筋肉を動かすだけで、
「ーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!」
と、言葉にならない叫びが出るほどの激痛が走るんです‼️




その激痛を速度に例えると、リニアモーターカーはとっくに超してます。
そのくらい瞬足の痛みが、わたしの腹部(内部)で放射状に腸内を走り回るわけです。
膀胱付近から腸壁にグサグサと突き刺さる痛み。シャワー浴びてますと言わんばかりの止まらない汗。

わたしは思います、


し、死ぬんだろうか・・・



しかし不思議なもんで、
「死にたくねー!!!!!!!!」
という気持ちよりも、
「素っ裸で死ぬのヤダ・・・」
という気持ちがなぜか勝りました。
なぜだ⁉️





「あと、頭洗ってからお風呂から出たい・・・」
という謎の思考に行き着くわたし。
今思えば大馬鹿野郎なんですが、風呂に入っておいて、入る前より汗かいて汚い体で出たくないという気持ちになったんです。
完全に頭がPaniCrewでした。そんで今この一言のためにパニクルーググったかんね、スペルうろ覚えすぎて。

つか、パニクルーどこ行ったよ‼️



痛みをなんとかごまかしつつ、全く誤魔化されずに痛いまま、なんとかシャンプーしようとだけ頑張ってみました。
なんという無駄な行為。
しかし頭をシャワーで濡らしてる最中に、今度は体が痺れてきました。
動けません。痺れて動けないなんてこと、アタイ生まれてこのかた初めての経験やで。

これ以来、娘がドラクエやってる時なんかにふと、
「ああ、わたしにもあの時、キアリクが唱えられていれば・・・」
と言う気持ちでいっぱいになりますが、のちの救急隊曰く、

「しびれ、それ、過呼吸っスね‼️」

とのことでした。
なんだ、じゃあビニール袋で対応できたね・・・。




続く。