少年サッカーの街対決 町田 vs 清水 | もぐたんの気まぐれ日記

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FC町田ゼルビア vs 清水エスパルスの勝敗の軍配は清水に上がったけれど、ちょっと後味の悪い試合になりました。

数年前清水に行った時、エスパルスドリームプラザを訪れました。そもそもサッカーチームの名前がついたショッピングモールがあるっていうことに驚き、エスパルスのマスコット「パルくん」のでっかい遊具があり、エスパルスのオフィシャルショップがあり、色々なお店でエスパルス後援会の会員割引があるなど、さすがサッカーの街だなと羨ましく思ったものです。

町田にもようやくゼルビーランドに「ゼルビードーム」ができ、チケットの半券などで割引がきくお店が増え、ゼルビアのグッズを買えるお店もでき、規模はまだまだ小さいけど、やっとやっと清水の姿がみえそうなところまで辿り着きそうなところまでやってくることができました。

少年サッカーチーム「FC町田」が全国レベルで活躍する中、その子どもたちの町田からの流出を防ぎ、受け皿を作ろうと出来上がった今のFC町田ゼルビア。一方Jリーグオリジナル10として遥か彼方先を行く清水エスパルス。その両者がJリーグの舞台で戦うとなれば、サッカー少年じゃなくても胸躍ります。


試合当日午後4時半。いつものように鶴川駅でバスの案内とチラシ配りを行います。ここで初めて相手サポーターさんと初めてお会いすることになる訳ですが、反応はチームによって本当に様々です。その姿が見えると「○○サポーターさんありがとうございます!」と笑顔で呼びかけるのですが、ニコッと笑ってチラシを受け取ってくれるサポーターさんがいる一方、無表情で「ゼルビアのチラシもらう訳がないじゃん」という風貌でさっさとバス乗り場まで行ってしまう方々もいます。もちろん全員が全員そうじゃないですし、町田近隣に住むサポーターさんだっているでしょうし、各チーム昇格やら、負けられないなど色々な事情を持って鶴川駅に駆けつける訳ですから、ニコニコしていられないサポーターさんもそりゃいるでしょ。でもユニフォームを着ていればそのチームの看板を背負っているのと同じだし、やっぱり愛想の良いサポーターさんのチームは好感が持ててしまいます。清水さんは・・・。

本当にたくさんの清水サポーターさんありがとうございました。

サンバ調の応援は聞いている方も楽しく、これだけの人数がきれいにまとまって応援している姿はさすがJ1経験のあるオリジナル10のチームだと感じました。


試合は前半、町田の井上選手と清水の大前選手が空中戦で交錯。井上選手が大前選手の上に落ちたことで、大前選手は負傷退場、救急車で病院に運ばれたようです。このプレーに対してSNS等では「町田荒すぎ」「怪我させた奴許さん」などの言葉が飛び交い、試合後の出待ちでは直接井上選手に罵声を浴びせたサポーターもいたようです。

これを知った時にはさすがに悲しかった。この試合は少年サッカーの街対決。「少年サッカーの街」を名乗るなら、子どもたちの見本になるような態度を示すのが大人の役割ではないのかと私は思います。強ければいい、勝てばいい、勝つためなら何をしてもいい。それは違うような気がします。

まあSNSだし、本当の清水サポさんとは限らないし、本当に清水を愛しているサポーターさんならそんなこと言わないだろうし、これだけたくさんの応援する人がいれば色々な人がいるわけだから、全員が全員残念な人ばかりではないはずだけど、逆に町田は子どもたちが「町田でサッカーをしたい」「町田でプロになりたい」「ゼルビアの選手のようなかっこいい選手になりたい」そんな風に思ってもらえる土台作りを大人たちがしていかなければならないなと感じました。








試合の勝敗では残念な結果となったエスパルス戦でしたが、選手の頑張り、その選手を応援するファン、サポーターの姿は見ていてまた来たいと思えるものでした。そして試合後もスタジアム横の芝生広場で笑顔で走り回り、ボールを蹴る町田の子どもたちもそう思ったに違いありません。そういう意味で“少年サッカーの街対決”は町田の勝ちでいいでしょう!

10月8日はアウェイ日本平で本当の意味でのリベンジです。負けられません、清水には。少年サッカーの街の意地とプライド、見せつけましょう。


がんばれ!ゼルビア!! 我らが町田! 我らがゼルビア!!


 

 
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