補強をするついでに高さも換えてしまうことにします、以前は高さが1m強あったのですが、それでは椅子に座った時に耳の高さと微妙に合っていなかったためです。
そういう訳で13cm程高さを低くし、補強の為の板を打ち付けることにします。
まずこちらが補強前の画像です、この状態だと支柱が弱いため上に乗せたスピーカーを揺らすとスタンドごと不安定に揺れてしまいます。
スピーカーは音を出すために振動するわけで、足場が不安定では十分な性能を発揮できないのではないかと不安でした。
そしてこちらが補強前後を並べて撮影した画像です。
左が補強・改造後です、このあと右のも左と同じように補強・改造しました。
見辛いですが、幅9cm、厚さ1.5cm程度の立板を四隅にスピーカーの振動方向と平行に釘で打ち付けています。
こうすることでスタンド全体を一つの大きな柱のような構造に近似できるのではないかと思っています。
上に愛用のスピーカー、B2031Pを置くとこんな感じです。
ちなみに補強による安定感の向上ですが、確かに効果はあったがまだ完全とは言えない程度です。
そもそもこのスタンドは天板と底板がU字状にすこし湾曲しているため床に直接置くと底板の全面が床に接地出来ません、そのため防振シートを底面の四隅に貼っているので、底面の設置面積的はどうしても小さくなってしまいその点が若干の不安定さを生んでいるのだと思います。
その点まだ改造の余地が有りそうですね、底面に幅広のゴムシートを貼るなどでも良い気がするのでまたいつか試して見るつもりです。
改造前の支柱の脆弱さから来るぐらつきは改善できたと思います、板をそれぞれ4枚増やしたことによる質量の増加も安定性の向上に寄与していると思います。
さて、肝心な音の変化なのですが、まず高さが低くなりツィーターが耳の高さに近くなったためか高音の聴き取りがかなり楽になりました、また、全体的に音がスッキリしてぼやつきが少なくなったように感じます。
結論としては手間は掛かりましたが音質の改善には効果があったと思います。
ちなみに今回の補強にかかった費用は大体1000円くらいでした。
次回は底面の設置面積向上を図りたいと思います、こんな事なら最初からちゃんと平面の取れている板を使えば良かったと後悔してます、自作しようと思ってる人は気をつけた方がいいですよ。
それではまた。