京都に滞在中はお天気がよさそうだと
「さて、どこに行こう」と考えるのが楽しみのひとつでもあります
大まかな予定は決めてから行くのですが

お天気によって、あるいは京都に入ってから新しい情報が入ってきたりして変更することも

事前にネットなどで情報は集めてから行くのですが

京都駅に着くとまず立ち寄るのが「京ナビ」、観光案内所です

今回もここでもらったパンフレットを読んでいたところ
渉成園の特別公開の情報を得ることができました
なんと、11月1日から3日までの3日間限定!その内容は・・・

①版画家・棟方志功氏が宗祖親鸞聖人700回御遠忌を記念して
描いた襖絵で飾られた園林堂(おんりんどう)の特別公開

②漫画家・井上雄彦氏が宗祖親鸞聖人750回御遠忌を記念して描いた屏風『親鸞』の特別展示

③臨池亭(りんちてい)・滴翠軒(てきすいけん)での茶席

おぉぉぉ! 井上雄彦氏が親鸞の肖像画を屏風絵にしたのは知っていましたが
今まで公開のタイミングが合わず、見逃していたのです
これは行くしかありません!


渉成園ー東本願寺の飛地境内

東本願寺境内は徳川家康から現在の地が寄進されたものですが

徳川家光からはさらにその東側の土地が寄進されたのがはじまりです

東本願寺十三代宣如上人が屋敷を造営し
石川丈山の趣向を取り入れた作庭を行いました

庭園内には「渉成園十三景」と称される風雅が各所に施されています

五条通から富小路を通って行くと突き当たる塀
そういえば先日落書きされたことがニュースになっていましたね

石組みが独特です



京都タワーをもう少しくっきりと撮りたかった

閬風亭
この中で井上雄彦氏の屏風2双が公開されていました

滴翠軒の中 水面のきらめきが天井に映ってきれいです
まさに名前のとおりですね

傍花閣 ちょっと中国風です

東本願寺のショップまで行って
ミニ屏風を買ってきました
登場人物の誰かに似ていそうで
しばらく見入って探してしまいました

渉成園は季節ごとに訪れたい場所のひとつです
また、「渉成園十三景」もじっくり確認しにまた訪れたいと思います



青蓮院の国宝 青不動が
3年の修理を経て御開帳となるという
記事を読んだのが春のことでした
今回京都を訪れた目的のひとつが青不動さま

久しぶりの大楠も健在です

東山山頂 将軍塚の飛地境内に新たに建立された
青龍殿で公開されており
公開期間中は青蓮院の前から30分ごとにシャトルバスが出ています

天気予報を眺めつつ選んだ日はこんな良いお天気
三連休後の平日午前中ということもあり
さほどの混雑ではありませんでした

青龍殿後方の大舞台からは
五山の送り火すべてを見渡せるという絶景が広がります

そして将軍塚

和気清麻呂はこの地に立って桓武天皇に
長岡京からの遷都を薦めたといわれています
遷都後、都に大事が起こるとこの塚が鳴動したそうです

お不動さまはもちろん撮影禁止
パンフレットとご朱印、お土産に買ったクリアファイルです
参拝紀年の散華も素敵です

        実際に目にした青不動は、大迫力
火焔を背負い、威厳と荘厳さを併せ持ち
向かって右には矜迦羅童子(こんがらどうじ)
左には制叱迦童子(せいたかどうじ)が描かれています
片方の目は天を、もう片方は地を睨み
すべての人を救うまではここを動かないという不動の姿を表しています

庭園ではくちなしの実をみつけました
お天気にも恵まれ最高の1日となりました







フランス在住の友人が日本に来るのに合わせて
予約を取りました
外国人枠ってあるのかな?
ぎりぎりでしたが、なんとか朝いちばんの時間帯の予約が取れて
念願かなって行ってきました

まずはここに並んで開門を待ちます

紅葉にはまだ早い時期でしたが中にはこんな鮮やかな木も

苑内は結構起伏に富んでおり
突然視界がぱっと開けて見事な景色が広がったりと
美しい建物だけでなく楽しませてくれました

お天気にも恵まれ最高の1日となりました
まだまだ見落としているところもありますから
また頑張って予約を取って訪れたいと思います