突如出現した白い建物!
まるで芝生の上に浮き上がったような・・・
そうです!
現れ出たのは
かの有名なスイスの建築家
ル・コルビュジェの建築物 ”サヴォア邸” です。
サヴォア邸は1928年から1931年に建設された
サヴォア家の週末用の別荘。
この
「空中に浮かぶボックス」 は
ル・コルビュジェの建築形式の探求の成果
そして、
新建築における5つの原則を実現したもの
と言われています。
ま、
この辺の補足は後回しにさせて頂いて、
建物が現れた瞬間の、久々にゾクゾクする感覚!
ル・コルビュジェの建築形式の探求の成果
そして、
新建築における5つの原則を実現したもの
と言われています。
ま、
この辺の補足は後回しにさせて頂いて、
建物が現れた瞬間の、久々にゾクゾクする感覚!
外観のなんとも言えないバランスと
色の対比にまず魅了されるのですが、
しかし、そのワクワク感は中に入るとますます押し寄せてきて
鳥肌がたつ感覚!
↑
入口はこんな感じ
私、日頃は冷静な判断で買付けするのが仕事のはず。
しかし、そんなことはお構いなしに
すごい
という言葉が思わず口にでてしまう。
入口で解説書をもらうのですが、
とにかく早く建物をみてまわりたいという思い、
読む前にまず体感したいという思いから
一通り見て回ることに。
目に飛び込んでくるのは曲線と、直線!
館の周りの景色は壁が作るフレームで切り取られたよう!
各部屋のクローゼットを利用した間仕切りのおもしろさ!
↑
らせん階段の美しい曲線
↑
1階から2階、
2階から3階へ続く直線スロープ
なかでも圧巻は、
リビングと寝室でした。
↑
横長の広いリビングと横に続く窓!
↑
みんながよく知っている
かの有名なチェアやソファも点在しており・・・
↑
屋上庭園側からリビングを見たところ。
リビングは屋上庭園に面していて、大きなガラスがはまっています
↑
家を取り囲んでいる壁そのものが
景色を切り取るフレームのよう!
この壁は庭園の壁なのでガラスがはまっておりません
冷静になってから解説書を読み、
さらに ふむふむ、なるほど!と。
↑
子供部屋に続く廊下では
左手の濃い紺青色と天窓採光が効果的。
壁の塗り分けは
どの部屋でも行われていて
とても効果的でした。
↑
息子たちの部屋
部屋の中央のクローゼットが勉強スペースと休憩スペースの
間仕切りの役目を担っているのが特徴
↑
クローゼット側からみたところ
↑
子供部屋の壁が丸くなっていると思ったら・・・
↑
その理由は、壁裏側のバスタブの丸み!
↑
2階の中央部分から真ん中の廊下を進むと、
サヴォア夫妻の圧巻の寝室が・・・
↑
正面一面は横長の連続窓。
自然が絵画のよう!
↑
左のグレー壁のくぼみはベッドを配置するためのもの
そして、
この部屋のすごさは
振り返るとこんなかんじになっているところ!!
↑
中央のクローゼットが入口を形成し、
右浴室との区切りの役割をしています!
↑
思わず、
えっ!
と声が出てしまいそうになった浴室は
クローゼット後ろ側に作られています。
浴室には、
長椅子や 布製のカーテン、光の差し込む天窓
があって、
まるで演劇舞台のよう!
浴槽のブルーと長椅子のコントラストが
なんとも印象的!
ベッドスペースとはカーテンで仕切られます。
↑
寝室から続く婦人の居間の壁も
一面が鮮やかな青。
北窓からは屋上庭園ごしにリビングが見えます。
2階の屋上庭園から3階へのスロープを上がっていくと・・・
正面には
カメラの絞りのような壁の穴。
セーヌ川流域を眺めるように設計されているそうです
↑
3階部分
この他、
キッチン部分
↑
シルバーの収納棚が印象的な配膳室
↑
開放的なキッチン
まだまだ今回ご紹介しきれていない
客室、
ランドリーエリア
使用人の部屋
などなど・・・
とにかく見どころ満載なサヴォア邸。
取っ手一つ、
窓一つ、どれを取っても
コルビュジェのこだわりを感じます。
最後に、補足も少し。
ル・コルビュジェが提唱した、
自然が絵画のよう!
↑
左のグレー壁のくぼみはベッドを配置するためのもの
そして、
この部屋のすごさは
振り返るとこんなかんじになっているところ!!
↑
中央のクローゼットが入口を形成し、
右浴室との区切りの役割をしています!
↑
思わず、
えっ!
と声が出てしまいそうになった浴室は
クローゼット後ろ側に作られています。
浴室には、
長椅子や 布製のカーテン、光の差し込む天窓
があって、
まるで演劇舞台のよう!
浴槽のブルーと長椅子のコントラストが
なんとも印象的!
ベッドスペースとはカーテンで仕切られます。
↑
寝室から続く婦人の居間の壁も
一面が鮮やかな青。
北窓からは屋上庭園ごしにリビングが見えます。
2階の屋上庭園から3階へのスロープを上がっていくと・・・
正面には
カメラの絞りのような壁の穴。
セーヌ川流域を眺めるように設計されているそうです
↑
3階部分
この他、
キッチン部分
↑
シルバーの収納棚が印象的な配膳室
↑
開放的なキッチン
まだまだ今回ご紹介しきれていない
客室、
ランドリーエリア
使用人の部屋
などなど・・・
とにかく見どころ満載なサヴォア邸。
取っ手一つ、
窓一つ、どれを取っても
コルビュジェのこだわりを感じます。
最後に、補足も少し。
ル・コルビュジェが提唱した、
「ピロティ・ 屋上庭園・ 自由な平面・ 水平連続窓・ 自由な立面」
という、近代建築の5原則
を具現化したのがこのサヴォア邸。
コルビュジェによって提案・実現された、
外側と内側の境界を消すように扱う
「建築的プロムナード」
というコンセプト。
80年以上前ものとは思えない
モダンで洗練された建物です。
この感動を
いつか再び誰かと共有したい!
そんな思いでサヴォア邸を後にしました。
う~ん、
なんとも幸せなひとときでした~!
このサヴォア邸は、パリからRERで40分+歩くこと15分。
建築やインテリア空間に興味がある方は
是非に訪れてみてください。
(注: 月曜休です)
フランス便りはまだまだ続きます!
お楽しみに。
インテリアショップ
モビリグランデ