NTTドコモは、1月29日の決済会見で、米:アップルが
発表した新型情報端末「iPad」への通信回線提供に
意欲を示しました。
同端末は、無線LAN(構内情報通信網)と第3世代(3G)
携帯回線によるネット接続機能を搭載しています。
日本では、NTTドコモとソフトバンクモバイルの
通信方式に対応しています。
「iPhone」では、ソフトバンクの独占販売を許した
NTTドコモとしては、新端末でのライバルの独走を
阻止する考えです。
iPadの日本販売は、無線LANのみに対応したモデルが
3月下旬、無線LANと3G携帯の両方に対応したモデルが
4月以降になる見通しです。
iPadは、特定の携帯会社の回線しか使えない
「SIMロック」を採用していないので、
通信方式や使用する周波数が同じであれば、
複数の携帯会社の回線を利用できます。
iPadへの回線提供については、NTTドコモは、
「どう対応するか、まだ決めていないが、
前向きに取り組んでいきたい」と述べています。
米国では、AT&Tが、プリペイド(料金前払い)
方式で、回線を提供することを明らかにしています。
NTTドコモは、1月29日に発表した2009年4~12月期
連結売上高は、前年2008年同期比4%減の
3兆2,424億円でした。
営業利益は、前年2008年同期比5.9%減の7,027億円、
純利益は、前年2008年同期比4.2%減の4,193億円でした。
通期で、8,300億円の営業利益予想を据え置いています。