キスからその先は。-2- | もぁらすの遊び場





好きな女に彼氏ができて、





その女があまり笑わなくなったと思った冬休み明け。








二人が別れたことを知った。












付け入る隙は、もしかしたらあったのかもしれない。





でも、俺はあいつの笑っている姿が好きだったんだ。








それって、たぶん初恋で




結構、神聖な感情。











その冬を越して春が来て、




また、同じクラスになって。







それでも、あいつは前みたいに笑わなくなったから。








俺も勝手に傷ついてた。







そんな青春の、ヒトコマは。









「バカなんじゃねーの?」








10年たった今でも、色鮮やかに、蘇る。


















キスからその先は。【ノベル】本編