当ブログ年末の風物詩(になった夢)、いにしえのNHK紅白歌合戦を振り返る 「紅白プレイバック」 企画です。
今回は2013年の第2弾といたしまして、1986(昭和61)年の 「第37回NHK紅白歌合戦」 を取り上げています。
歌謡番組の全盛期にして、バブル景気の香り漂う華やかな1980年代中盤の、芸能界の祭典。
それでは後編、どんどん参りましょう~ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ。
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五輪真弓 『時の流れに~鳥になれ~』。
名曲 『恋人よ』 がヒットした1980年・1981年以来の紅白登場。
デビューは1972年。女性シンガー/ソングライターのパイオニアとして、現在でもミュージシャン間で絶大な尊敬を集める方です。
邦画界のスーパースター “マイトガイ” 小林 旭 『熱き心に』。
白組キャプテン・加山雄三さんの紹介コメントは、「今年、これほど話題になった歌はありません」 という最大級賛辞でした。
大滝詠一さん作曲の、スケール大きな名曲を歌いこなす歌唱力はさすが。
“事業に失敗して借金をこさえると、歌がヒットして完済する” という不死鳥伝説を、このときも証明してみせました。
河合奈保子 『ハーフムーン・セレナーデ』。
出場6回目で、初めて自作の曲を披露しました。アイドルからシンガー/ソングライターにシフトしようという時期でしょうか。
2013年今秋、14歳になる娘さんの kaho がデビューして話題に。宇多田ヒカルの再来となるか?!
菅原洋一 『小雨降る径(みち)』。
この年、世界的ブームだったというアルゼンチンタンゴの名曲。
しかしここでも紅白史上に残るハプニング・・・マイクの音声が入ってない!
1番まるまる音声オフののち、ようやく替えマイクにチェンジ。巻き起こる万雷の歓声に、菅原さん写真↑のステキな照れ笑い。
和田アキ子 『もう一度ふたりで歌いたい』。
1979~1985年は落選していたため、これが実に8年ぶりの紅白のステージ。
後年、和田さんいわく 「7年間何で落選したのかも、逆にこの年何で出られたのかもわからない(笑)」 だそうです。
幕間のアトラクション。
白組は 「勧進帳 安宅の関」 で、紅組は 「京鹿子 娘道成寺」。
大晦日らしい古典芸能ですが、現在はこういうアトラクションは消えましたねぇ。
松田聖子 『瑠璃色の地球』。
神田正輝さんと結婚・沙也加出産を経て、約一年ぶりのテレビ登場。復帰作にして、レコード大賞アルバム大賞受賞 「SUPREME」 からの1曲。
有名な曲ですが、シングルにはなっていないようですね。
ゲスト審査員にはこんな人も。
西武ライオンズで新人王になった、清原和博さん19歳・・・わかっ。高卒ルーキーにして、打率.304 31本塁打 で西武優勝の立役者に。
あと、横綱千代の富士、「美味しんぼ」 の雁屋 哲さん、黒柳 朝(徹子さんのお母さん)さんなどが審査員でした。
人気絶頂 チェッカーズ 『Song for U.S.A』。
この曲を最後に、プロデューサーの芹澤廣明さんと袂を分かちます。しかし、芹澤さん時代の曲の方がバツグンに素晴らしいです。
♪彗星が海超えてくよ 夜間飛行の翼をにじませ
76年に一度の、ハレー彗星大接近の年でした。
水前寺清子 『男三百六十度』。
22年に渡り紅組の顔だったチータ、これが最後の紅白になりました。花柳糸之社中を従え、いつどおりの元気なステージ。
八代亜紀 『港町純情』。
今年2013年、マーティ・フリードマン作曲 『MU-JO』 を発売しました。
「NHK歌謡コンサート」 でマーティと共演したのを見ましたが、さすがのハマリっぷりでしたよ。お客さんがどう思ったかはともかく(笑)。
島倉千代子 『くちべに挽歌』。
30回目となるこのステージを期に、紅白卒業を宣言しました。
しかし後年 『人生いろいろ』 のヒットで復活出場しています(通算35回)。
11月8日、75歳でお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈りします。絶唱となった 『からたちの小径』 ・・・南こうせつさん作曲の良い歌です。
小林幸子 『別離(わかれ)』。
舞台セット化する以前から、ド派手な衣装でした。
「洋風十二単」 と紹介されてましたが・・・どうみてもクレオパトラでしょ(笑)。
紅組トリは、石川さゆり 『天城越え』。
産休明けで、今に残る情念演歌の名曲を放ちました。しかし意外にも、オンタイムでのオリコンシングルチャートは最高47位。
じわじわと人気を高めた珍しい曲ですね。
そして大トリ 森 進一 『ゆうすげの恋』。
3年連続となる白組トリで、大物の貫禄じゅうぶんなステージでした。
小さいころの記憶にある紅白では、トリまでみた覚えがないのです(笑)。中盤、演歌が増えると寝落ちしちゃうんですよねぇ・・・。
大晦日だけ、遅くまで起きててもよかった、幼き日のなつかしい思い出です。
全国8箇所、100人ずつの一般審査員が導入され、視聴者参加色の濃い審査。恒例の 「日本野鳥の会」 は姿を消しました。
優勝は、白組。飛びあがって喜ぶ加山雄三さん・・・天真爛漫な人だ(笑)。悔し涙の斉藤由貴さんも、最後は笑顔で蛍の光。
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以上、1986年の紅白プレイバックでした。
ぜひとも次回もご期待ください。今年中、あと2回やる予定でございます。
それではごきげんよう(^-^)ノ~~。