揺らるる映画病レビュー。2 | わたしあさ。旅ジャンキー。

揺らるる映画病レビュー。2

               綻ぶお石さん

「トンマッコルへようこそ」 100点 韓 '05 パク・クァンヒョン


皆さんがトンマッコルに入ったその時からずーっとにやにやが止まらなかた。

つか、あの少女がひょっと目前に出てきたときから、だ。

にやにやにや お石さんもつい顔が崩れてしまってら。

だからトンマッコル周辺にあった像はみな、にやにやしているのだね。

灯篭の役目を果たしているのがまた、良い。きゅんきゅん


怒りあり恐れあり葛藤あり笑いあり人情あり

気持ちよくあの域まで昇天させてくれる。


あにょんはせよ

とんまっこる

ちょあせよ


あたいは行けなくてもいいや。

んば、そりゃあもちろん行きたいよ、ようこそされたいよ。

ポップコーンの雨の中でブギウギ叫んで竹馬で飛び跳ねたいよ。

即席・トンマッコル軍の6人と酒を酌み交わしたいよ。

だけど、あそこへ行かなければならないヒトが、他にたくさんいるのだから。


結局トンマッコルも軍人6人もみんな、あの少女を中心に動いているようにしか思えない。はは

「コースト・ガード」もそう思ったけど、韓国映画はヒトの魅力を表すのが上手い。

その人そのものに惹き込まれてしまう。一人、ひとり。

みんな違っていて当たり前、だと思ってんだが

素直にそう思わさせてくれる映画は、なかなかそう無きことに気付いて、ひょろっとにやにや。