第三の詩



学びの舎に死神が降臨す


突然ふりかかる災厄 希望 疑惑 信頼


平等のなかのヒエラルキー


悪魔の手から逃れるためには 強い生の意志







MMRトマル(以下トマル) 「この詩は1行目と4行目から考えていくと、わかりやすいですよ。『学びの舎』とはそのまま『学校』。 『死神が降臨す』とは文字どうり『生徒たちが死ぬ』ということです。 それに『悪魔の手』とは、学校に乱入した外部の危険人物か・・・『先生』・・・」 

MMRタナカ(以下タナカ) 「『学校で生徒が死ぬ』とは、パッと思いつくのは、途轍もなく頭脳明晰だが実の顔はサイコキラーだというあの先生?」

トマル 「そうです! いま『good!アフタヌーン』で大人気連載中のあの作品ですよ」


                     



その作品とはこれだ!




タナカ 「そうすると、3行目の『ヒエラルキー』がよくわからない。これではあれを連想させるシーンがない」

トマル 「いや、学校にもありますよ。いじめる側といじめられる側」

タナカ 「しかし、ヒエラルキーとはもっと階層的になっているものを言うんじゃないか?」

MMRハシモト(以下ハシモト) 「ヒエラルキーといえば、インドのカースト制度なんか思いあたりますが、なんか学校とはしっくりきませんね」

トマル 「『平等のなかのヒエラルキー』って、なんか矛盾してません? 平等ならヒエラルキーができるわけがないし」

タナカ 「平等とヒエラルキーの間になにかあったのか? それとも混在しているとか」

トマル 「『突然ふりかかる災厄』と「『平等のなかのヒエラルキー』か・・・」

タナカ 「『突然ふりかかる災厄』か・・・・。 あっ!」

トマル 「どうしたんですかタナカさん、顔色よくないですよ」

その時タナカは、まだ言葉もしゃべれなかった1歳のころの記憶を思い出していた。


タナカ 「川・・・。 両親が手をあわせていた・・・。 大きな石の建造物・・・。」


MMRタナカのブログ
某大学教授 
「説明しよう!! みなさんもまだ赤ちゃんだった頃の記憶が大人になってから、ふとした拍子によみがえるといった経験がないだろうか? まさか、あんなことを覚えていたんだと驚かれることでしょう。タナカさんにも、こうした現象が起きたと思われます」「これは未だ解明されていない脳の働きの一部です。例えば、胎児の眼球が激しく動いていることがあるといいます。 これは夢を見ている証拠です。 記憶もない胎児が何を夢みているというんでしょう。 一説には前世の記憶ではないかと言われてもいます。脳はまだまだ未知の部分を多く残しています」

トマル
 「どうしたんですか? うわごとみたいなことを言っていましたよ」

タナカ 「信じられないことだが、まだオレが赤ん坊のころにみた光景を思い出していたんだよ。覚えているわけないんだけどなあ」

ハシモト 「で、何を思い出したんですか?」

タナカ 「飛騨川バス転落事故だよ!」

トマル 「ええっ! あの観光バス2台が集中豪雨で飛騨川に転落して100人以上の人命が失われたという事故のことですか!?」

タナカ 「小学生のとき、そこを再び通りがかって大きな石の建造物が慰霊碑だったことを知った。なんか悲しくなって冥福を祈ったよ」

トマル 「バスの事故といえば、思いあたるマンガがひとつありますね」

タナカ 「『別冊フレンド』でかつて、センセーショナルなマンガとして話題になった、あの作品だ!!」

ハシモト 「ワタシも読みました! 友達なんか歩きながら読んでいて、夢中になりすぎて電柱にぶつかったそうですよ」

タナカ 「それぐらいこの作品世界に没頭させる力がこのマンガにはあるよな」

トマル 「ドラマが毎週金曜日にTV東京ではじまったじゃないですか! 実写だけにすご~くリアリティがあって、面白いというか、コワいというか・・・。とにかく続きが楽しみです」

タナカ 「今までの完成された世界が予期せぬ事態でリセットされ、新しい世界をつくらなければならない。 その世界がをつくる過程には、『希望 疑惑 信頼』が重要なファクターになってくる」

ハシモト 「読んでいない人はぜひ読んでくださいネ! 1巻を読んだら先が気になって止まりませんヨ!」

タナカ 「結末を知っているオレでも、ドラマはまた違った物語を楽しんでいる気がしたよ」

トマル 「ドラマから入ってマンガを読むもよし、マンガを読んでドラマを楽しむもよし、こんな楽しみかたができるのは今しかないですよ!」



予言された作品とはこれだ!!


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