こんにちは!!伊藤です。





皆さんは尊敬する人や、是非あの人みたいになりたいと思うような人がいますか?





ただ漠然と試合に勝ちたい、チャンピオンになりたい、金持ちになりたい、成功したいなどと思うよりも、





「是非あの人のようになりたい」という尊敬できる人や目標にできる人がいたほうがモチベーションは上がるんじゃないでしょうか。





これは身近な人でもいいし有名人、歴史上の人物、または映画や漫画などのキャラクターなどでもいいし、一人だけではなく数人いても良いかと思います。





器が大きく、チャレンジをし続けている人達にしてください。





そしてその人達のことを勉強して常にその人達のように物事に取り組む。





いまいちやる気が出ないようなときは、その人達の本でも映像でも見るようにするといいです。





また、何か大変なことや辛い事などがあったときなども、





「あの人ならこういう時どうする?」





と考えるようにすると良い解決策も出てくるでしょう。





前回の ”ゴールセッティング” と絡めて、ゴールを「あの人のようになる」として、そこへたどり着くには、どのようなことをクリアし、どのような小さいゴールを掴んでいかなければならないかを決めていくのも良いかと思います。





次回は3、「その中に楽しみを見つける」です。

こんにちは!!伊藤です。





武道、格闘技を始めてもう40年近くになりますが、長い間同じことを続けていく中には、やはりやる気が出ない時などもありました。





そういう時や、そういう状態になるべくならないようにするために自分がやっていたというか今でもやっている方法を今回から何回かに分けて少し書いていきたいと思います。






1、ゴールセッティング





ゴール、目標、目的、何のためにやっているのかなどをはっきりさせて書き出す。





どこへ向かうのか、そしてそこへ行くには何をしなくてはならないかなどがハッキリしていると、やる気を失いにくい。





これは一つのゴールだけではなく最終的なゴールから、そこへ向かうためにクリアしなければならない小さなゴールを何個も作り、また、どのような行動をしていかなければいけないのかなどをハッキリさせ、修正を加えながらも、そこへちゃんと向かっているか常にチェックする。





最終的なゴールは、それを考えるとワクワクするようなこと。





そこへ向かうための小さなゴールは、なるべく手に入れやすい簡単なものから始めるが、確実にその後のゴールに繋がるもの。





この小さなゴールをクリアするたびに自信もつき、さらにやる気が出て来ます。





そしてそれらのゴールを達成していくごとに得られる他の良いことも書き出しておく。





ゴールセッティングは1日のゴール、1週間のゴール、1カ月のゴール、1年のゴール、などと期限で分けて作るのも良いです。





このようなことを考えて書いていくだけでワクワクしてきますよ。





次回は2、「ロールモデルを持つ」です。

こんにちは!!伊藤です。





昔、試合に出ていた頃は試合に負けることというのは自分が全否定されているようで本当にイヤなことでした。





しかし、ある時から気付きました。





“負けた時というのは学びが大きい”





色々な課題が見つかります。





時には「あそこで気を抜いてしまった」「諦めてしまった」などの精神的課題。





時には「攻撃面が甘かった」などの基本的な技術的課題。





または 「終盤、脚が動かなくなってしまった」 や 「相手のパワーに対抗出来なかった」などの体力的課題。





負けると課題が色々と出てくるので、これからの練習で何に集中すれば良いのか分かりやすい。





そして負けた悔しさをバネに、その後どんどん進歩していったと思います。





もちろん試合は勝つことがベスト。





勝つために死力を尽くして練習し、試合でベストを尽くす。





勝ったときでも色々な学びが得られて課題も見つかり、自信も得てさらに強くなるが、よほど精神的に熟達していなければ、たった数試合勝ち続けただけで慢心という心が出てきてしまいます。(昔の自分)笑





なので 「勝っておごらず、さらに敗北から学ぶ」ということでしょう。





要は経験を無駄にしないようにするということ。





そして一番重要なことが、その負けたこととか最悪の状況から這い上がるということを学べること。





このような心構えは今の自分の人生に非常に役立っています。

こんにちは!!MMA ITO DOJOの 伊藤です。





前回からの続きで、






武道修行や道場に通うことが、どのようにアンチエイジングに効果をもたらすかについて書いていきたいと思います。






4、道場には様々な年齢の人達が集まっているので、特に若い弟子達と切磋琢磨し合うことにより闘争心や向上心を保つ。






年齢を重ねていったとしても、闘争心や向上心があるひとは、いつまでも若いです。







5、道場に来て自分を高めようとする人達は、ほとんどがハッピー+ポジティブな人達が多いので、そのような環境に自分をおくことにより自分もハッピー+ポジティブになる。






まわりの人達が元気いっぱいだと自分も元気になりますよね。







そして、このような感情はアンチエイジングには不可欠でしょう。







6、武道には長い歴史によって蓄積された叡智があり、それによって構築された独特のトレーニング法、身体操作法、呼吸法、哲学、心構えなどがあり、それらを行うことにより心身ともに若く強くいられる。







この点が武道と他のスポーツや、ただ単にジムへ行ってエクササイズをやることの違いでしょう。






このように武道にはアンチエイジングのための利点がたくさんあるので、伊藤道場ではパーソナルトレーニングに来ている人達や、道場にフィットネスのために通っている人達にも武道ならではのトレーニング法や健康法も指導しています。

こんにちは!!伊藤です。






今回は道場に通い武道修行をすることによって得られるアンチエイジングの効果を色々と書いてみたいと思います。





1、先ずこれは書かなくても良いかとも思いますが、運動することによって体力がつき身体や体型が若くなる。





武道に限らず運動してる人は、やっぱりいつまでも若いですよね。





身体を動かすことを止めたら心も体も老化していくので道場で汗を流して体力をつける。





2、新しい技を覚えたり練習することにより脳が刺激され活性する。





脳は常に新しい刺激があれば年齢に関係なく向上し続けると聞いたことがあります。





特に武道の場合、技を覚えるとき身体を通して考え覚えていくので、さらに良いとのこと。





3、道場で気の合う仲間と同じ目標に向かい精進していくことで毎日が充実して人生が有意義に感じる。





リサーチによると、いつまでも若々しかったり、健康寿命が長い人達は気の合う仲間のいるグループやコミュニティーに属し同じ目標に一緒に努力して向かったり楽しい時間を一緒に過ごしているらしいです。





人生や毎日の生活に目標や目的があるひとは毎日が充実していて心身ともに衰えないどころか向上していく。





まだまだあるので次回に続きます。

こんにちは!!伊藤です。






ジミーに試合出場のことを聞いた時の会話は、こんな感じでした。





「ジミー、そろそろ試合に出てみる気は無いか? お前なら気合入れて練習して何試合かやれば、すぐにオーストラリアチャンピオンになれるぞ。」





「 - - - - - - 」





「強くなって実績が出始めると色々な国から招待されて試合が出来るぞ。」





「  - - - - - - 」





「これから総合格闘技は大きくなっていくから強くなって世界で活躍するようになれば、お金もいっぱいもらえるぞ。」





「先生、試合で勝ったりチャンピオンになれたら良いだろうなとか思いますが格闘技やり続けて先生みたいに身体中ケガだらけになりたくないです。」





「お前、バウンサーやってるのに、なんだケガなんて心配して。だいたいバウンサーの仕事のほうが危ないんじゃないか?」





「バウンサーは相手が酔っ払いだし問題起こす人間は格闘技とかやったことないヤツがほとんどなので簡単です。それから、今は仕事に役立つからここに習いに来てるけど将来は普通の仕事をして普通の暮らしをしたい。収入も普通でいいです。」





「なんて夢の無いことを。せめて良い仕事について大成功したいぐらい言えばいいものを。だいたい普通って何なんだ。」と思っていると、逆に質問されました。





「先生は、そんなケガとかいっぱいして後悔してないんですか?」





「ケガしたことよりも、それ以上に経験を通して得たものとか学んだことが大きいから後悔なんて無いんだよ。だいたい人は、やらなかったことに後悔するから、もうメチャクチャにトコトンやり遂げなくちゃダメなんだ!!」





そんな会話をした数ヶ月後にはもうジミーは道場からいなくなりました。





そして最近、40代になったジミーが道場に訪ねてきたことがあります。





そこにはブクブクに太った典型的な40代のオーストラリア人、ジミーがいました。





彼の思い通り今は普通の仕事をして普通の収入だそうです。





でも、なんか人生つまらないようなことを愚痴っていた。





そして一言、「先生、今、UFCすごいですね。自分も、もっとがんばってチャレンジしとけば良かった。」





「 - - - - - - 」








メチャクチャに暴れまくって悔いの無い人生にしましょう。


こんにちは!!伊藤です。





20年近く前の話しになります。





まだブリスベンシティーの真ん中で道場をやっていた時。





「誰か根性があって世界の舞台で戦っていきたいなどという、どでかい野望を持ったヤツは入門して来ないか」





と、いつも思っていました。(今でも勿論思っています)





一つのことを頑張って長く続け、極められるようなヤル気のあるやつは、なかなか、いないものです。





身体的才能のあるヤツは、かなりたくさん来ましたが、そういう人間に限って、きついことに耐えられない根性無しだったり何かと言い訳を作って練習に来ない怠け者だったりします。





その当時、道場生だったジミーという男も身体的才能を十分持った弟子の一人でした。





しかも彼の仕事はナイトクラブのバウンサー(用心棒)だったので戦うということには慣れていたようでした。





スパーをやらせてもいい動きをするし新しい技や動きを教えても覚えが早い。





ただ、やはり身体的才能を持った人間にありがちな精神的弱さというか一つのことを深く長く続けて極めてやろうという気合がいまいち無いようでした。





他の道場生、しかも彼の後輩達が試合に出始めたりしても何故かジミーは試合出場には、あまり興味をしめさなかった。





しかも練習には来たり来なかったり。





「あんなに才能を持ってるのに、もったいない!!」





と思ったので、ちょっと彼に聞いてみることにしました。





「ジミー、そろそろ試合に出てみる気は無いか? お前なら気合入れて練習して何試合かやれば、すぐにオーストラリアチャンピオンになれるぞ。」





しかしジミーの返事は寂しいものでした。





、、、続く




こんにちは!!伊藤です。





今回は四股のやり方です。





スタートポジションは腰を落とした状態で足幅は肩幅の約2倍。




自分の場合、手は膝に当てず、腕を組みます。





これで手のサポートが出来ないので、さらに脚に効きます。




そこから真っ直ぐ腰を上げるのではなく頭の高さを変えず片方の脚に全体重を移動して、そこから片脚でスクワットする感じで脚を伸ばしていき同時に、もう一方の足を上げていきます。




そして上げた足をバーンと下ろすのではなく、ゆっくりと同じ軌道をもう片方の脚でスクワットで曲げながら振動が無いようにスッと地面に下ろします。




この動作をなるべくゆっくりとスローモションのように行います。





集中するポイントは足の裏全体で地面を掴むようにバランスをとる事や勢いを利用しないこと、体幹筋群の使い方、呼吸などでしょう。





このやり方で脚力は勿論、体幹力、バランス、柔軟性、そしてやってみるとわかると思いますが、正確な動きやバランスに集中しなければならないので雑念が湧きにくい。





そして少しでも他のことを考えたり気が散ると、すぐにバランスを崩してしまいます。





なので何よりも集中力がついてきます。





しかも動きは非常にゆっくりなので集中して長くやっていると、まるで瞑想をやっているような気分になってきます。





始めは足の高さや腰の落とし具合など、あまり気にせず、膝や腰にあまり負担がこないように無理な動きをせずにやるのがいいでしょう。





四股は武道、格闘技に限らず全てのスポーツ選手、そしてスポーツをしない人達にもオススメのエクササイズですが運動初心者の方には膝や腰などの負担が大きいので他のエクササイズで多少、脚腰を作ってからのほうが良いかもしれません。




こんにちは!!伊藤です。





みなさんご存知の相撲力士が稽古で行う四股ですが本当のやり方や効果を知っている人は少ないんじゃないでしょうか。





四股は武道的身体を作るのに適したトレーニング法の一つなので正確に行うと色々な効果があります。





1、まずは勿論、脚力。





片脚立ちになるので他のエクササイズよりも脚に効きます。





2、体幹力。





コアマッスルと呼ばれる色々な体幹筋群が強くなる。





3、バランス。





片脚立ちになり足を上げるのでバランス感覚は非常に高くなる。





4、柔軟性。





股関節を開き腰を下ろすので柔軟性も高くなる。





5、集中力





実は四股で一番身に付くのは、これではないかと言うくらい集中力が大事だと自分では思っています。





なので弟子達には「四股は動く瞑想」と言う説明もします。





自分のやり方は相撲のとは多少違うかも知れませんが元々は日本修行時代に相撲経験者の方に教わったものを自分なりの工夫を加えたり長い間やってきて理解してきたものです。





普通四股踏みのイメージは多分、足を上げて、その足を地面にバーンと強く下ろして、それから手を膝に当て腰を落とし股関節のストレッチをするだけの感じだと思います。





腰を上下してるので多少脚に来るかもしれないが、これだとホントにストレッチしているだけで、あまり他の効果が期待出来ません。





それでは、どのようにやればいいのか。





次回、詳しく説明しましょう。

こんにちは!!伊藤です。






オーストラリアに来た当時驚いた事というか今でも疑問に思うことの一つに裸足で外出する人が多いということ。





さすがに立派なお店や高級レストランなどには裸足では行かない(というか入れてくれない)が普通の買い物や近所へ出かけるときなどは裸足で行く人がいます。





道には汚いものや小石、割れたガラスなどもあったりするから、せめてサンダルぐらい履けばいいのにと思うが何故か裸足です。





これもまたオーストラリア人のリラックスした性格からなのか、先住民族アボリジニ文化の名残りなのかよくわからないが、その足で家に帰って行ったら家が汚れてしまうんじゃないかと心配してしまいます。





でも一旦靴を履いたら家の中でも土足で歩き回るんで室内と外の区別が無い感じだから別にいいのかな。





困るのは道場へも裸足で来て、その汚い足で道場に上がりマットを汚してしまうヤツがいるということです。





しかしその辺のことは、ちゃんと「武道の道場というのは神聖な場所なので汚い足で汚してはいけないから靴を履いてきて、きれいな足で上がれ」と説明すれば理解するようです。





面白いのは今度は靴を履いてきて練習終わってから帰るときに靴を忘れて裸足で帰ってしまうこと。





普通、自分の靴忘れて裸足で帰りますか(笑)





なので道場には持ち主に忘れられてしまった靴やサンダルが何足か残っていることが時々あります。