フランス語のことわざ:喉元過ぎれば・・ | penのフランス語日記

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「虎と小鳥のフランス日記」でフランス語を学習中のpenの日記。独学です。トリュフォーの映画を字幕なしで楽しむのが目標。フランス語とフランス全般の情報を楽しくご紹介。初心者むけの文法、語彙、ディクテなどの学習法、フランス映画、フレンチポップスの話題もあり。

こんにちは。penです。

photo:The Eye of Eliza by César Augusto Serna Sz


フランス語のことわざをご紹介するシリーズです。

きょうのことわざは

Rien ne sèche plus vite que les larmes.



単語の説明

rien (neとともに)何も・・・ない

sèche < sécher 乾く
活用は
je sèche
tu sèches
il sèche
nous séchons
vous séchez
ils sèchent
複数の1人称と2人称以外は語尾が無音のEになるので、その前の音節のEの上にアクサングラーブがついた音になります。(文法編第13回参照)
séchant 
séché

plus --- que 比較の形で ~よりもっと

vite 速く

larmes (主に複数形で)涙

訳は
涙よりも速く乾くものはない。

涙は一番速く乾く。

悲しいことがあっても人はすぐに忘れるものだ。立ち直れるものだ、という意味です。

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」とか「泣いたカラスがもう笑った」ということわざと似ているでしょうか。

que以下をqu'une larme de femme(女性の涙)として「女心と秋の空」 

また、 que les larmes d'un coeur amoureux (恋する心)として、恋愛中の心変わりについて言うバリエーションもあります。




最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次の「フランス語のことわざ」の回でまたお会いしましょう。


pen