ラベンダーの謎 | penのフランス語日記

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「虎と小鳥のフランス日記」でフランス語を学習中のpenの日記。独学です。トリュフォーの映画を字幕なしで楽しむのが目標。フランス語とフランス全般の情報を楽しくご紹介。初心者むけの文法、語彙、ディクテなどの学習法、フランス映画、フレンチポップスの話題もあり。

こんにちは。penです。
水曜日は「今週の物」(また一日遅れ)です。

タイム・トラベラー

きょうは、Camilleのお母さんがサシェに入れているというラベンダーをとりあげます。

Ça sent bon ! C'est de la lavande. Ma mère elle met ça dans des petits sachets. Et elle les met dans les armoires, pour que les vêtements ils sentent bons.

いい匂い。ラベンダーよ。母はこれをサシェに入れるのよ。そしてそのサシェをタンスにいれる。すると洋服からいい匂いがするの。

Camilleはとてもなつかしそうに話していました。

これはロクシタンの作ったビデオで、ラベンダーの栽培の様子やエッセンシャルオイルを抽出している様子が写っています。2分16秒



En Provence, c'est la Lavande fine, ou Lavandula angustifolia, qui produit l'huile essentielle de lavande la plus pure, très recherchée pour la subtilité de son parfum.

ラベンダーの産地で知られるProvence プロヴァンス。中でもオートプロヴァンス Haute-Provenceは標高800m以上の高地で、そこで栽培されるラベンダーよりとれたエッセンシャルオイル l'huile essentielle de lavande は、最も純粋 la plus pure で、その素晴らしい香りでとても人気があります。

subtilité は精緻な、きめ細かい感じ。
この場合は、とても上質であるということだと思います。

ラベンダーのエッセンシャルオイルは安眠を促すと言われているので、私もお風呂に入れてます。どちらかというとどこでもよく眠れるほうなんですが、いい匂いがするとリラックスできます。

私がラベンダーのことを初めて知ったのは、「タイム・トラベラー」というテレビドラマででした。原作は筒井康隆氏。

誤って未来から来たケン・ソゴルは、帰るためのタイム・トラベルの薬をラベンダーを使って調合します。確かにラベンダーは、そんなパワーを秘めていても不思議じゃないほどいい香りがしますね。

このドラマはたまたま視聴者が録画した最終回しか残ってないそうです。

その後、この小説をもとにたくさんの映像作品が生まれました。きょうは、最も最近の映像化である「時をかける少女」の予告編をご紹介します。

主人公がタイムトラベルした先は1972年の4月。この時代は「タイム・トラベラー」が放映されていた時です。映画を見てないんですが、主人公は芳山和子の娘みたいですね。
2010年から1972年にタイムトラベルするという設定のようです。

割れたフラスコの中にはラベンダーの抽出液が入っていたはず。


映画『時をかける少女』予告編 2分6秒



それでは、次回の「今週の物」でお会いしましょう。