冬のサーカス | penのフランス語日記

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「虎と小鳥のフランス日記」でフランス語を学習中のpenの日記。独学です。トリュフォーの映画を字幕なしで楽しむのが目標。フランス語とフランス全般の情報を楽しくご紹介。初心者むけの文法、語彙、ディクテなどの学習法、フランス映画、フレンチポップスの話題もあり。


Le Cirque d’Hiver - 無料写真検索fotoq
photo by Phil Beard


こんにちは。penです。火曜日は「今週の場所」。きょうは、きのうも画像を載せましたが、サンバの聞けるバーに行くときの目印になる、パリの11区にありますCirque d’hiverという建物をとりあげます。

Cirque d’hiverを日本語にしますと、冬のサーカス。

なんだか木下恵介監督や、山田太一脚本のドラマのタイトルのようですが、この建物は文字通り、サーカスをする場所として150年ほど前に建設されました。


その頃はテレビもiPodもありませんので、サーカスは人びとの娯楽として大事なものであり、とてもわくわくする場所だったと思います。


Wikipédia でこの建物について調べてみました。

1852年にナポレオン三世によってオープン。そのときの名前は Cirque Napoléon. 今の名前になったのは1870年です。

この建物をデザインしたのは、イットルフ Jacques Ignace Hittorff という建築家で、この人は 北駅(la gare du Nord)の建設でも有名。

形について書かれた一文を簡単に見て行きましょう。

Son plan est unpolygone à vingt côtés percés de 40 fenêtres, d'un diamètre de 42 mètres, avec une charpente en bois sans point intermédiaire.

イットルフの設計図 son plan

建物は二十角形 un polygone à vingt 

窓が40あり 40 fenêtres

直径が42メートル un diamètre de 42 mètres

骨組みは木で、une charpente en bois

そのあとの、sans point intermédiaire ですが、intermédiaireが「中間の」という意味なので、中継ぎがない木ってことなんでしょうか?このあたり、建築に詳しくないのでわかりません。

二十角形なので、ほぼ丸天井に近い雰囲気だと思われます。

現在も冬場にサーカス、ほかのシーズンはさまざまな興行が行われるそうです。


Cirque d'hiver のホームページ(画像クリックでサイトに飛びます)
http://www.cirquedhiver.com/




それでは、最後にこの建物の中で、一部ロケされたという、キャロル・リード監督の「空中ぶらんこ Trapeze (1956)」の予告編をごらんください。

アメリカ映画なので、英語です。