ありがとう・・ | 肺腺ガンと共に生きてます

肺腺ガンと共に生きてます

娘を失って7年後
肺腺ガンの告知を受けショックで毎日泣き明かし
必死で生きてきて12年目を迎えます。
これからの人生を思う事を綴ります。

先日の記事にたくさんのコメントやメッセージをいただきました

時には、涙しながら時には笑いながら、うなずきながら・・

本当に自分の事のように真剣なコメントに心強さと有難さを痛感しています

パワハラで訴えることもできます
でも、私のいる小さな町では労基に訴えようものなら
すぐ噂になり他への転職の道も閉ざされます
現実、何件かそういった例があったことを聞いています

主人の会社もその一つで
役所からのお給料を役員報酬と言って社長が、社員のお給料を半減して給付
それを労基に訴えたところ即会社は退職、転職も地元では無理だったようです
まともにお給料をもらっていたら私も働かなくても少しは楽かもしれません

私のいるところだけではなく、たぶん小さな町や市はそうではないでしょうか
公務員だけが良いお給料で民間会社は賞与も昇給もない
貧富の差が激しすぎます

私も彼の発言には本当に腹が立ちますが
社長や会社には迷惑をかけたくはありません
会社の雰囲気が悪いということは社長や会社全体にも問題があるのでしょうが
パートである私が定期検診を毎年受けさせてもらったり
急なお休みや長期入院でも復職させてもらっている会社には恩があります

なによりこの田舎で癌患者を雇ってくれる会社なんてありません
外面は良くても実際、がん患者が就職できる会社はほんの一握り・・
その一握りの中に私はいられる
がん保険に加入していなかった私にとって
高い治療費を賃金が少ない主人ひとりに賄うことはできません
自分の薬代くらいは自分で働けるときに賄わないと・・

それでも、毎日会社に行くと息苦しくて
彼の存在や声だけで怯えている自分がいます

自分が自分で病気を悪化させているのかもしれない
でも、働けること、働ける場所があるということには感謝しなくては・・
考えが矛盾だらけだけど現実は現実・・

娘が先日の記事を見て一言・・

「私がお金を送るから無理はしないで・・」
馬鹿なことを・・と思いながら涙がこぼれた・・