「早食いは太る」と言われますが、どうして早食いは太るのでしょう?
今回は早食いがなぜ良くないかについてまとめてみたいと思います。
■食べ過ぎる
早食いをすると、ゆっくり食べた場合と比べて、食べ過ぎになりやすいです。
これはなぜかというと、早食いすると満腹と感じるまでにたくさん食べ過ぎてしまうからです。
人が「お腹いっぱい」と感じるメカニズムは、脳にある満腹中枢という場所があるのですが、ここが刺激されることにより、「もうお腹いっぱいだよ」ということを感じることができます。
この満腹中枢は、食べ物を食べることが引き金となり刺激されるのですが、食べ物を食べてから満腹中枢に信号がいくまでにはラグ(時間差)が生じるのです。
胃に食べ物が送られてから少したってから脳に信号が送られます。
早食いをすると、その信号が脳に到達して満腹と感じるころにはすでに食べ過ぎているということが起きてしまいます。
しかし、ゆっくり食べることで食べている途中に満腹中枢が刺激され、脳から「もうお腹いっぱいだよ」という知らせが届き、「このへんでやめとこう」と食べ過ぎを防ぐことができます。
■血糖値が急激に上昇する
血糖値は血液中に溶けている糖分の量です。
早食いをすることで、この血糖値が急上昇します。
体は血糖値を一定にしようという働きがあるため、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
このインスリンの働きで血糖値は下がり、もとの値に戻ります。
インスリンは血液中の糖分を細胞の中に取り込むことにより血糖値を下げます。
血糖値を急上昇すると、体がビックリして「こりゃたくさんインスリンを出さないと」とゆっくり食べた時よりも多くのインスリンを出します。
それにより、より多くの糖分が細胞の中に取り込まれます。
この細胞の中に取り込まれた糖分は体を動かすエネルギー源として働くのですが、余った場合は脂肪となって体の中に非常用のエネルギーとして溜め込まれるのです。
しかし、現代人は運動不足であまりエネルギーを使わない上、食べ物は十分に摂っているので、この非常用のエネルギーが使われることはあまりありません。
これが脂肪として溜まっていき、どんどん太っていってしまうのです。
ゆっくり食べよう
以上のような理由から、早食いをすると太りやすいです。
早食いの人はゆっくり食べるだけでダイエットになります。
これはすごいことで、たとえば同じ食べ物を同じ量だけ食べていても、食べるスピードによって太りやすさも変わってくるのです。
そう考えると、早食いって損ですよね。
なかなか早食いの習慣を改めるのは難しいですが、
一つの方法として噛む回数を意識する、というのがあります。
たくさん噛めば噛むほど、必然的に食べる時間が長くなるのです。
よく「1口30回噛みましょう」と言われますが、これを1口1口やるのは大変で、食事もおいしくなくなってしまうので、オススメは1口目だけでも30回数えてみることです。
最初の1口目で30回噛むと、なんとなく体が感覚を覚えるので、2口目以降もいつもより噛めて結果的に食事時間がゆっくりになります。
私はかなり痩せ体質なのですが、考えてみれば食事時間は人より長いです。
友達と一緒にご飯を食べにいくと、だいたい最後まで残っているタイプです。
ぜひ、ゆっくり食べる習慣を身につけて、スマートな食生活を送りましょう(^^♪
■飲み過ぎ注意! ジュースに含まれる甘~い成分
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